50歳で介護職に就いたびょうです。

今日は夜勤でした。

それがなんで今頃ブログを書いているかというと、

怪我をしたのです。

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仕事を始めて、夕食の準備をするのに、

認知症の症状がない方のお茶がプラスチックのコップだったので

陶器のコップにしてあげようと思ったのだけど

なんだか今日はコップがとても少なくて、

探しながら横に一歩移動したら、

ちょうど、何かを包んでいる布の風呂敷みたいなのが

解けていて、それに足を取られ、

倒れる寸前に

「あ、何も掴むところがなーーーーーーーーーい!」

って、

右膝からどーんと着地してしまったんです。

あまりの痛みにしばらく床でのたうち回っていたのですが、

そんな暇はないので、ピョコピョコ跳ねながら、

介助していました。

それでも、どうしても痛みがあるので、

上の人に許可を貰って、自力で行けるからと、

近所の整形外科に車で行ったのですが、

木曜日だったので、全部、午後は休診。

施設に帰ったら病院を探してくれていたけれど

どこも遠く、

モーラスパップとバファリンで乗り切れると思い、

お薬を貰って、業務に就きました。

ベッドへの移乗は流石に無理なので、

相方さんに寝かせてもらい、

おむつ交換をして、何とかやっていたんです。

ところが。

記録を書いたりして座ったところから、

膝が固まったようになって、痛みで立ち上がれない。

どうしよう。

と思っていたら相方さんがしばらく休んでいる同僚に

電話してくれて、

21時からなら、ということで、

夜勤を替わってくださったのです。

ほんと、ありがたいです。


でも、足を付くと物凄く痛いので、

ふらふらしながら車に乗り、

一旦、保険証を取りに家に戻りました。

仕事を変わってくれた人が、

以前、お皿を割って大変だった、

あれは最悪だ、人生が変わったからね、

というじゃありませんか…


もしも、お皿が割れていたら、

靭帯に損傷があったら、

どうしよう、

母を殺めて、俺も死ぬ、

くらいのところまで想像が広がってしまい。

明日でもいいと言われていたけれど、

とにかく今の状況を知りたい!と

救急病院に電話しました。

今日の外科の当番病院は、

私達があまり出入りしない、特定の職業の方の病院でした。


歩けないけど、誰も頼れない。

とりあえず、桐谷美玲みたいな体型ではないので、

誰が居たってお姫様抱っこは無理だし。

母の杖を借り、

ヒーヒー泣きながら、一歩一歩と進んでいき、

やっと車にたどり着き。

脚が車に上がらないのを必死に抱えて、

一路救急病院へ。


特殊な病院なので、車で入ろうとすると守衛さんに停められ、

「患者さんは後ろ?」

と聞かれました。

あたしですよ、あたし。

「えー!歩きにくい?」

「歩きにくいです」

ということで一番近くまで車を着けて頂いて、

ヒーヒー言いながら病院に行きました。


レントゲンを撮ったところ、

骨には傷はなく、

僅かに足を動かせるので、靭帯が切れているわけではないとのこと。

激しい打撲のあとに4時間も仕事をしていたので、

次第に腫れが酷くなり、痛みが増したのだろうとのことでした。

強い痛み止めを貰い、杖を付きながら、車に戻り。

高齢者でも免許証を返したくないのがわかります。

歩けなくても、アクセル踏めればどこでも行ける、

車って凄いなあ。


それにしても、骨折していたら、

場所が場所だし、仕事は本当にずっとできなかったし、

長い休みを取れば、介護福祉士への道も遠くなるし。

本当に良かったと思いました。

(後で読み返してみたら、なに綺麗事言ってるんだよ、

 食えないよ、食えない)


嫌な顔ひとつせずに仕事を手伝ってくれた同僚、

長期の休みだったのに嫌な顔ひとつせずに出てきてくれた同僚、

心配して車を出そうかと言ってくれたデイサービスの人たち、

私のぶんの就寝介助や食事介助をやってくれた日勤の同僚、

いつも食事は傍観しているのに食介してくれた利用者さんの息子さん、

心配して病院に付きそうと言ってくれた母。

(よちよち歩きが二人はきついので、遠慮してもらいました)

本当にありがたいですし、

今まで実は一度も大きな怪我をしたことがなく、

ノロの時も尿路結石も自力で受診していた私が

初めて、こうしたことで、

人はひとりでは生きられないし、

生かされてるんだなあと感じました。

研修以外で車椅子に乗るのはぎっくり腰の搬送以来。



家に帰って母に報告し、母は明日は付き添いしてあげるからと

デイサービスを休むらしく。

お腹は鳴っているけれど、食欲はなく。

同僚に電話し、施設長に明日電話するとLINEし、

寝たほうがいいのだろうけれど、

私、

布団敷いて寝る人なんで、

ちょっと立ち上がるにも杖に全力かけないといけない身体で

どうやって床に臥床しようか、

悩みながら、これを書いています。

就職して初めて、

次の夜勤は欠勤します。

車欲しいから沢山稼ごうとか都合のいいことばかり考えているけど

事故とか病気とか、

さらには、ありえない大きさの台風とか地震、

いろんなことに取り巻かれている中で、

幸運なことに、

普通に生きているんですね。


片麻痺の利用者さんに、早く立って!早くして!って言ってた自分。

歩行が難しい人の歩行器に付き添いながら、遅いなあと

苛立っていた自分。

恥ずかしいです。

まあ、時間に追われているから仕方がないのだけど。


炎症が酷く、痛みも結構あるのですが、

今は好きにできるので、強い痛み止めは出勤の時に取っておこう。


あと、心配事があるとすれば、

夜間は金銭のやり取りができないからと、

病院に明日以降にお支払いにいかないといけないこと。

なんぼやろ。

熱もあるので、そろそろ休みます。

今日は、メディアの方から、このブログの記事を紹介して

貰えると連絡が入り、ウキウキだったのに。

世の中、一寸先は闇。

あとね…

本気で、施設でおむつ借りてくれば良かった…

夜中にトイレに行きたくなったら…

明日は防災グッズを買いに行くつもりだったのに。


長々と書いてしまいましたが。

北海道の方は電気が通ってないのでまだこうしたネットを

見るのはずっと先と思います。

怖かったでしょうね。早く電気が復活しますように。

また、北海道の件でメディアの注目がそれてしまって

大変な思いをされている関西の方々、

みなさん、どうぞお大事に。


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