骨折療養中のびょうです。

だんだん休みが残り少なくなり、

しないといけないことが沢山あるのだけど、

やっぱり、遊びたくて(笑)

今日は晴れのち雨の予報だったけど、

朝からどんより小雨でしたが、

そこを何とか遊ぼう！って思って、

満開のコスモス園に行ってきました。

今年は例年よりも一週間遅かったみたいでやっと満開になっていたコスモス園。

母を乗せて、駐車場の列に並び、園内へ。 


一面のコスモスです。







実はここ、生前、父がまだ動ける時にちょっと無理無理連れてきたのですが

その時に父と母を並べて写真を撮りました。

父はあまり喋らないし、

私は父と接点がなく、会話もなく、

どことなく、同じ家に住んでいる知らないおじさん的な感じで

滅多に笑うこともない人でした。

ところが、ここのコスモスの美しさが父のテンションをあげたのか、

父が楽しそうに笑っていたんです。

その時の写真が父の遺影になり、

父はこのコスモス園のコスモスを背中に背負って、

毎日ニコニコしています。

「たいして笑いもしなかったのに、

　これじゃまるでいつも笑っていた良い人みたいじゃないか」

とは母の談。

でも、お蔭で記憶の中の父は、今ではすっかり良い人です。



前置きが長くなりましたが。

私は自分が怪我をしたのに、今まで良くしてきたと思った、

同窓会の女子会のメンバーがお見舞いに来ないし、

メールだけ、もしくはSNSの骨折の投稿に

いいねだけの人もいて、

心の底で少しの憤りを感じました。

中には、最近仕事が辛くて欝気味だから

食事会やってと頼まれて予約して手配して人を集めたりしました。

その人からはメールひとつ、来ていません。

一言くらい、あっても良いじゃない？


男性陣は意外と、細々と連絡をくれていて、

LINEで「どない？」と寄越してくる人もいます。

それだけでも嬉しいんです。


そんな中、私は見たい映画があり、映画館へ。

ちょっと特殊なドキュメンタリーで、

見る人の層は限られていて、顔見知りもちらほら。

レイトショーで映画を見ての帰り道、

駐車場で見知らぬおっさんから

「…ちゃん？」

と言われたので、

何が姐ちゃんじゃ！

と思ったら、

仲良しの男友達が「びょうちゃん？」って言っていたのでした。

暗いところではお互い、おっさんおばさんですからね…

全然わからんかった…

「FBで見たけど、大丈夫？

　うわ、杖ついてる、酷いね、まだ無理したらいかんよ」

て、めちゃ心配してくれて、ジーンとしました。

ジーンとしながら、

「うわ、私、いかんな…」

とじんわり、嫌な汗をかいたんです。

3年ほど前に、その男友達がかなり重篤な病気にかかり、

生死の境をさまよった時、

私、連絡は別の友だちから貰っていたのに、

お見舞いに行ってないんですよ…

行かないと〜と思っていたけど、何かと忙しくて…


そう、私の友達もみんな、そうやって忙しい忙しいと思って

行動できないんだなあと納得もしたし、

その男友達は自分が死にかけた時に来なかっただろ！

と糾弾することもなく、

今も親友と言えるくらいに仲良く思ってくれている、

なんか、

涙出てきました。

その人だけじゃなくて、

いろんな人、誰だか特定はできないけれど、

いろーんな人に向けて、

ごめんなさい、ごめんなさいって思いました。


自分が怪我した時ばっかり自分のことを考えて、

人のことは結構、

ほっぽらかしで生きてきたんだな、自分。

だから、大勢の友達に囲まれてるわけじゃなく、

割とひとりぼっちが多いんだなって。

もともと、私はひとりぼっちが好きだからそうしてきたのもあるけど、

それさえ忘れて、人ばかり責めてる自分が情けなかった。


その男友達と、もうひとり、男子で仲がいいのがいて、

ふたりとも8歳年下なんだけど、

三人揃ってベロベロに酔って喋ったらすごく楽しいの。

お互い、何でも喋って知ってるし。

そんな仲良しでも、ちゃんとできてなかった自分に気付けて、

本当に骨折して良かったって思いました。

まあ、足が無くなった訳ではないのだし、

治って少しでも良い生き方ができれば、

儲けものです。

人は時々、辛い目に合わないといけませんね。

普段見えてないものが沢山あるかもしれません。

本当の友達も見えてきます。


明日は朝から友達が来てくれて、

美味しいパスタを食べに行きます。

結局、絶食なんかしなかったから

休養中は体重減りませんでした…



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