こんにちは、BYOUです。

軽度の認知症を発症した母と二人暮らし、

自営業を辞めて老後に向けて安定した収入を得るために、

背に腹は代えられないと、何も調べないで目隠しで

崖から飛び降りるような気持ちで、転職をしました。


無資格無経験なのにどうしてもやってみたい仕事があったので、

何も知らずに面接したら、資格が必要とわかり、

資格をとることを条件に契約社員になり、

現在は介護福祉学校に通いながら、デイサービスで

働いています。



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これは一昨年の写真、もうすぐ藤の季節です。




今日は介護職員初任者研修、講習2日目。

駅前にある上に、朝は9時半からなので通学時間に余裕があり

なんだかずっと通っていたいような楽しい学校です。


実は、この学校は口コミを見ると

「楽しい」「和気あいあい」「終了するのが寂しい」と

すごい数の口コミが書き込んであって、

私は「これ関係者のステマじゃないの?」って思ってました。


でも、本当に楽しいです。


私は自宅学習をする時間が少ないので、学校の休憩時間に

課題をこなしているのですが、

今日は家でもっと先まで済ませて来ていた人がいました。

私より4歳下の男性です。

どうしてもわからない箇所があったそうで、

先生に聞いてもわからなかったみたいでした。

私の状況を知っているその人は、いろいろ調べたりした結果、

どこを参照したらいいかわかったよ、と、

ヒントを教えてくれたんです。

すごく嬉しかったです。

課題についてや、考え方について、少しお話をして、

なんかクラスメイトっていいなって思いました。


また、私がそういう状況で通学していると知って、

今日の先生から、

「すごい頑張ってるのが前から見ても伝わるよ。

 今日も結構ギリギリだったんだよね、頑張ってね!」

と、何がギリギリだったのかわかりませんが、

励まされました。

授業をよく聞いて忘れないようにすごいメモっていたのが

授業中に課題をしているのと間違えられたのかもしれません(笑)


介護職員初任者研修は分厚いテキストを使って、

座学で介護職について学び、後半は実技もやります。

正直、自分の周りでは無資格のまま8年とか経験を積んだ人が

結構多く、同僚にも無資格の人が多いです。

自分も、OJTさえしっかりしていれば、資格はあまり

重要じゃない上に、資格を持っていても給料はほぼ変わらないから

いらないちゃいらないと思っていました。


でも今はお金を払っちゃったから言うわけではないですが、

介護職員初任者研修の講座を受けてよかったなと思ってます。




介護職員初任者研修を受けて良かったと今現在思っている理由

それは、




1)実際職場は多忙すぎて教えて貰えることは少しだけ

 人手が足りないのもあり、利用者さんのことで現場は精一杯。
 その中で詳しく教えて貰おうとすると恐縮してしいまい、
 あまり自信がないまま、という人は多いはずです。





2)介護の仕事に誇りを持てるようになる


 実際、中高年から介護職に就く人は、
 すごく喜んで入る人は正直、少ないと思います。
 尊い仕事ではあるけれど、友達に話すと同情されるかも、
 という思いを持った人は少なくないとも思います。
 でも、最初の授業で自分の就いた仕事のことを学び、
 胸を張って仕事ができるような気になりました。




3)いろんな経験談を共有できる

 授業はテキストには沿っていますが、結構余裕を持って組んであり、
 いろんな経験をした講師から経験談を聞けます。
 今日、結構怖い話を聞いたので不安になって講師の方に
 怖いです、できないかもと話すと、
 「怖いのはみんな一緒。でも知ってるのと知らないのとでは
 その場に居た時に行動が違ってくる。
 そのためにいろんな講師が来てそれぞれの経験談を話すのです」
 と教えていただきました。




4)建前とは言え、正解を知っておくことは大切なこと

 介護職にはいろいろな法整備があり、できることできないことが
 明確になっています。
 それでも慢性的な人出不足もあり、グレーゾーンがあります。
 今日学習したのは身体拘束について、介護と看護の捉え方の
 違いですが、働く以上は現場の言うことが優先とは言え、
 実際にそれが良いことなのかやむを得ないことなのか、
 知ることができるのは心強いです。




5)就職や人間関係に関してのアドバイスも貰える

 これは講師によって違うかもしれませんが、
 実際に働く時にはどういう施設が良いのか、
 どういう風に見極めるのかを教えて貰いました。
 もちろん個人差はありますが、介護職から講師になる方は
 それぞれ独自の視点がある方のようですので、
 意外なヒントを貰えます。
 また、私が不安に思っていることを相談すると、
 万が一の離職のことについても助言貰えました。



6)OJTではできない経験ができる

 これはまだ先なのですが、実技があります。
 実技で習うことは、もちろん介助などのハウツーも
 あるのですが、ここでは「介護される側の体験」ができるそうで、
 職場ではできない体験です。
 これは介護職に就くにあたり、とても大切な経験になるそうです。



7)介護・看護など人のお世話をする仕事の仲間は貴重

 私はこのブログでも読んでくださり助言をくださる方に
 巡り会えました。
 実はInstagramでも何故か看護系の方から応援をいただいてます。
 学校でも、講師陣はもちろん、介護に興味がある人というのは
 身内を絡めて何かしら大変な思いをした方が多く、
 お互いを思う気持ちがとても温かい印象です。
 講師の方々も、介護をもっと理解し好きになって欲しい、
 という尊い気持ちでお話してくださいます。

 テレビで流れるような華やかな世界では見えなかった、
 人が人を大切にする業界、見えないけれど、
 大昔から確かにあるんだと感じることができました。



8)介護職に就かない人でも興味深い

 いろんな時事関連の話は、介護が不可欠な現代社会を
 知る上でとても興味深いものです。
 それは新聞記者がなんとなく聞いてまとめたものではなく
 あくまでも現場経験者の意見なので、
 すごく為になり、就職のためのハウツー勉強とは違う
 面白い世界です。



9)身内の介護に使える知識が沢山学べる

 仕事でももちろんですが、いずれ身内の介護が始まることを
 考えると、サービスの選び方など豊富な知識を得ることができます。



10)就職が斡旋してもらえる

 私が行っているのは介護の派遣会社が作った学校なので、
 派遣で働きたい人は紹介してもらえます。
 そういう制度の学校は多いと思います。



今でも、私は経験の方が重いと思っていますが、

長く続けて行く覚悟のある方なら、

取っておいて損はないと思います。


また、実際、年々資格が取りにくくなっていっています。

それは、近年、介護職の人が誤解を受けるような、

悲惨な事故・事件があっているのもあり、

サービスの向上を図るためと聞きました。

これからさらに流入してくることを考えると、

今からまたさらに取りにくくなる場合もあるし、

例えば今までだったら無資格からでもケアマネジャーへの道が

あったのに、その間にいくつもの試験を受け、

規定の年数実務をこなす必要が出ています。

あとで、もっとキャリアアップしたいと思っても、

そこからスタートとなると、年齢が多ければ多いほど、

不利になります。

まあ、私はケアマネジャーを取るには年を取りすぎているので

そういう野望はありませんけど。

あと、費用も高いですしね。

でもピンキリですよ。私の行っている学校はかなり安くて、

職場の管理者の人たちも誰も知りません。



あと、何よりも、この歳になって、

同じ夢に向かって一緒に学ぶ仲間ができるという経験は

考えもしなかったので、とても嬉しいと感じています。


めっちゃ長くなりましたが、

介護職員初任者研修のことを検索しても、ステマ的なサイトしか

見つからなかった自分の経験もあり、

思いつくだけ書いてみました。

読みにくかったら申し訳ありませんが、

誰かに参考になれば幸いです。

あ、私は疲労回復にこれを愛用してます。

片方無くしたので、今からこれ頼みます。


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