介護施設で働いているびょうです。

12月も中旬というのに、暖かいですね。

暖房費は助かるのですが、いいのかな、これで…

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ところで。

2019年12月11日

東京地裁で、6月に起こった、農林水産省元事務次官が長男を殺害した

事件の初公判がありました。



この事件は、沢山の人の心に衝撃を与えたのではないでしょうか。

勝ち組とか負け組とか言うのは好きではないですけど

一般的に勉強して偉くなって、と考える中で、

誰しもが一番に考えるわかりやすい人生の勝ち組だった方が

定年を迎えて人生の円熟期を堪能されていると思いきや、

人生、急転直下。


この事件があった時から、

人生終わるまでわからないものだなあと痛感しています。

他所の家庭のことはなかなかわからないものですが、

この記事を見ていると、

中高一貫校でいじめに遭ったとか、

複数の大学、とあったりとか、

そして発達障害とか、

なんとなくですけど、

本人の身の丈に合わない道を無理強いされちゃったうちに

捻れてしまったのかなあ、

なんて思ってしまいますが、

だからと言って、みんながみんな、

家庭内暴力に走る訳ではありませんよね。

介護施設で働いていると、

少数ではあるけれど、

家族からの暴力から逃げて入居された方もおられます。

育て方が間違ったのか、ときっとご夫婦で悩まれたと思います。

うちも、家に寄り付きもしない姉のことを

母が「育て方が間違ったのか」というのだけど、

私も一緒に育ってますからね。

同じ家に生まれても、考え方も違えば

親に対する思いも違ってくるのです。

また、長男がインターネットゲームの中で事務次官の息子であることを

実名で 書き込んでいたことも書いてありますが、

そういう家庭にいることからの息苦しさ・生きにくさを感じながらも

親を誇らしく思っていた面もあったのかな、

などとも思ってしまいます。

まあ、私にも17万円恵んでくれる親が居たら

まともに生きてはいなかったかもなあ…


以前は、人生の最期に酷い大逆転だと思ったものですが、

こうして事件の経緯を見ていくと、

私たちには大逆転に見えても、

結局、長男が子供の頃から暴力があったり、

就職など上手く行かなかったりで

ずっと苦悩があったのだな、とも思いました。


この事件もそうですけど、

報道番組でいろんな事件を起こした人を見る度に、

この人が産まれた時、

親はどれだけ喜んだことだろう、と思うのですよ。

名前もきっと、いろいろ考えて悩んで付けたのかな、とか。

でも、どれだけ心を込めて育てても、

心の行き違いがあったり、

過剰に可愛がりすぎたり、忙しさから愛情が足りなかったり、

いろんな事があったんだな、とか。

単なる結果論でしかありませんけどね。

だから、私は産まない選択をしたので

一人で生きていく孤独はあれど、

子供の事で悩むこともない。

寂しい反面、良かったなと思います。

まあ、子供を産まなかったのに、

結局両親のシモの世話はしていますから

どこかで帳尻合わせがあるもんだな、と

苦笑したりもしますけど。


ということで、

今は周りが羨ましかったり、妬ましく思えても

人生終わりまでまだまだわからない、

というお話でした。

 


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