今日は学校でした。

今日が最後の実技。

今日の先生は厳しいけど笑いもふんだんに取り入れて、

的確な指示をくださり、実際に訪問介護で培った沢山の経験を元に

いろんな技を伝授してくれました。

私が悩んでいたことも2つほど解決して、明日からの介護の仕事に

活用したい、

のですが、

私は明日がデイサービス最後なので、みんなが元気に動き回る時に

使える技はもう使うことはありません。

ちょっと残念ですが、その分、明日、今までの御恩を

返していきたいと思います。


ところで。

これは介護の現場だけではなく、何かしら摩擦を起こす人はいませんか?

自分の場合は今の現場の上司なんですが、

例えば何か、こうした方がいいかもしれない、という提案を出すと、

ちょっと困ったような深刻な顔をして、

「んーーー だめですね。」

という流れになります。

もちろんだめなのは別に良いんですけど、私は新人だし経験浅いし。

でも、どうでもいいようなことを深刻な顔でダメ出しに来るのです。

それは、

「BYOUさん、それはもっとこうした方がいいよ、こうしてね!」

「はーい!」

と明るく進められるところを、

「BYOUさん、ちょっとこっち、いいかな。
 実はあの時はこうこうだから、これはだめなんだよ。
 もっとこうしてもらわないと、困るんだよね」

と、なんというか同じことを言っているのに暗くて、

モチベーションが下がって、やる気がなくなる持って行き方なのです。

その上司は外を回ることが多く、あまり現場にいないんですが、

その人がいない時は和やかに楽しく進行するデイサービスが

その人がいるとネチネチとダメ出しされて、暗い職場に。


摩擦というのは地面とタイヤ、布と布、みたいな時に起きますが、

人と人、心と心、にも摩擦は起きます。


「○○しましょうか?」

「ありがとう!これこれの時は気をつけてほしいけど、あとは任せるね」

という流れもあれば、

「○○しましょうか?」

「んーーー いいんだけどさあ、これこれのときにこうしてもらったら
 困るんだよね、正直。でもできるならしてもらってもいいけどさ」

結局は同じところに行き着くのに、その過程で摩擦を起こすと

誰も幸せな気分になれない。


それは職員も感じ取っているんだけど、上司だから言えない。

そこを過敏に感じ取っているのが、

利用者さんなんですね、特に感じやすい認知症の方。

そして、その人と対峙すると、不穏が出ます。

嫌な感じを見つけるセンサーみたいなものですね。


施設にいると認知が進み、家に帰りたいとかって

絶対誰かが言いだしたりするんですけど、

その上司はいつも否定から入って暗い話に持っていく癖があるので

認知症の方は

「だめ」「むり」「家族に言ってるけど来ないし無理はさせられない」

という言葉だけに過敏に反応してるのがなんとなく感じられます。


それが最近はマックスになってきて、いつもなんとなく

怒鳴りつけられているのを目にします。


もちろん認知症のメカニズムは解明されていないので、

それが確かどうか、わかりませんけど、

自分は全て利用者さんの言うことは一度受け止めて、

何が良くて何が無理か順番にも気を使って、

最終的にいい話だけが残るように気をつけています。

それは仕事だけじゃなく日常も、あまり相手を否定しないで

自分がして欲しいことを短く簡単にさらりとお願いするように

してます。

熟考すると、あまり言葉がいらなくなったりもしますね。


言葉の摩擦は目に見えないけれど、いろんな不具合を生むと思いました。

  にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代おひとりさまへ
にほんブログ村