介護施設で働いているびょうです。

今日は夜勤明けに山歩きをしようと思っていたけど、

次回の明けから肩のリハビリが始まるので、

足りない食材を買うために山を諦めて

混雑するディスカウントスーパーに行ってきました。

開店直後でもすごく多くて、30分もしたら満車になってしまうので

夜勤明け以外に行ったことがありません。

お肉が安いので沢山お肉を仕入れて、

処理して冷凍しました。

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ところで。

昨日までいらっしゃった入居者さんが、

昨夜からいなくなりました。

と書くと、この業界だとどうしても、

悲観的な感じがするのですが、

その方(Kさんとします)は

愛する奥様のおられる自宅に帰られました。

元気に帰られましたよ。

私が就職する前に入られた方で、

とても優しくてにこやかで、誰もが愛する人だったのですが

私が知らない期間は、

なかなかお世話が難しい方だったと聞きます。

認知症が無く、ADLの低下により

昔ながらの家屋に住むことが困難になり、

施設では車椅子の生活、おむつの着用でした。

私が入った頃にはおむつの使用が必要ないまでに

ADL(日常生活動作)が向上されていました。

施設での生活とデイサービスでの機能回復訓練で

ついに自宅へ帰れる程の生活が実現できて、

晴れてご自宅へ。

いつも「かあちゃんが最近面会に来ないんだよ」

とか

「かあちゃんに会いたいなあ」

と奥様を恋しがっておられたので、

本当に嬉しく思います。

確かに、一歩引いて見ると、

せっかく入って慣れた施設を引き払って自宅に帰っても

昔ながらの日本家屋では常に転倒のリスクが付きまとうし、

そうでなくても、

人間、日々年を取っていくのだから、

また施設に戻る日が無いとは言えません。

でもね。

一度、施設で暮らしてみて、

家族とまた暮らしたい、

という気持があって、それに対して、

家に帰れるように一生懸命努力をした結果として

家族との時間が持てたなら、

たとえそれが短い期間であっても、

その人に取っては人生の中での

かけがえのない時間になると思うのですよ。

自分の職業的には、

転倒リスク、ご家族の介護の負担、

再度施設に入居する際のコストなど

いろんな懸念は考えますが、

介護職としてではなく、

ひとりの人間として、

家で過ごせる幸せ、というのを無視することはできません。

今回はご本人の頑張りもあるけれど、

ご家族の理解と覚悟があってこそ、

それを受け入れて様々な角度から検証し話し合いをして

退去に同意した施設の動きがあったのです。

これもね、

白黒じゃなくて、グレーの選択なんだと感じますよ。


そして、高齢者介護施設を考えた時に、

終の棲家、姥捨山、などと考える向きもありますが、

実際に回復を前提とした老人保健施設もありますし、

安全を考慮した施設で

規則正しい食事と適度な運動で健康的な生活をして、

以前よりも体調が良くなったり、

心が整って不穏が減るかたも沢山いらっしゃいます。

入居される時に糖尿病を持っていた方で

インシュリンが不要になる方もおられます。

ご家族の意向やご住居の環境にも寄りますが、

またそこから家族との生活が可能になる場合もあるのですよ。

実際には、一旦退去して自宅に戻られても

どうしても転倒リスクはありますし、

それがなくても、日々、年を取っていくので、

また施設に入居する際に初期費用がかかることが

デメリットとなりますが、

金銭的な事を度外視すると、

ひとりの人間の人生の中で、

ありがたみを知った上で、

再度、家族と一緒に居られる時間は、

至福のひとときと思うのです。

稀有なケースではあるけれど、

こうした成功事例があることを知っていただけると

家族を施設に入れることにためらいを持っている方には

何か心の助けになるのではないかな、

と思いました。


昨日の夜勤で巡視をした時に、

Kさんのお部屋に電気が付いているのが

ドアから漏れていました。

「Kさん!なんでまだいるの?」

ドアをガラガラと開けると、

そこには置いていかれた介護ベッドがぽつんと佇んでいました。

やっぱりいない。

でも、今頃、奥さんのお料理を食べて幸せな気持で

いてくれるなと思うと、ちょっとほっこりしました。

この方なんですよ、

「あんたが大好きだから、毎日来て!

 身体がきつかったら申し訳ないけど

 それでも毎日来て欲しいよ」

って言ってくれた方。

夜勤者は、ちょっと嫌なことがあると、

この方の顔を見に行って、癒やされていました。

残念ながらまたどこかの施設に入ることになるかもしれないけど

今のおうちの時間を大切にして欲しいと思います。




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