うちの施設にも耳が遠い利用者さんがいらっしゃいます。

ほんとにね、

耳が

とおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉいんです。

ちょっとやそっとじゃ伝わらない、

耳に手を当てて耳の中に叫んでも、

「え?なんて?」

ってなって、デイサービスのレクリエーションでも

何もかもがそこで終わってしまうのです。

みんな絶叫していて、誰が悪いでもなく、消耗していくし、

それを見ている本人も罰が悪そう。


で、私は少し前から、メモ紙に走り書きをして

筆談しています。

早朝にバイタルを測りに行くのですが、

たまに機嫌よく話しかけてくれます。

まだ日が登らない早朝なので、絶叫できませんから、

紙に書いて短い間お話します。

「私は1927年生まれなんだが、年はいくつだろう」

認知症が進んでいるので面白いことを聞かれます。

「私は100歳だろうか、意外と若いと思うのだが」

ウケる(笑)

「90歳ですよっ」

と筆算も加えてお教えします。

私の走り書きが汚くて見えないときもありますが、

話せば分かる!

じゃなくて、

書けばわかる!


ご家族や担当の利用者さんにお耳の遠い人がいらっしゃったら、

ダイソーで小さいホワイトボードを買うのもいいと思いますよ。

ペンも綺麗な色のがありますから、カラフルな会話をすると

暑くて嫌な季節も楽しく過ごせるかもしれません。

介護する方が嫌に思っていることは、

介護される側にももっと嫌なことになっていると思います。

向こうは工夫できないし耳も良くなりませんので、

こちらができることをしてあげると良いですね。


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