老人ホームで働いているびょうです。

今年も街はハロウィン一色です。

私はお年寄りで、昔から

「クリスマスするなら花祭りもしようよ」

と嘆いている人ですから、

ハロウィンはしません。

クリスマスもしませんが、

写真が趣味なのでツリーの写真は撮ります。


IMG_8647-ANIMATION



ハロウィンはケルトの大晦日だそうで、

キリスト教では聖人の日の前夜祭。

どちらも興味がないのと、

そもそも宗教が全然だめなのです。


ただ、ケルトのドゥルイドとなると、

以前ハマって見たり読んだりしていた小説・ドラマの

「アウトランダー」

を思い出します。

しばらくはスコットランドに行きたくてたまりませんでした。


ケルトの土地を訪れていた女性がいきなり古代にタイムスリップして

超イケメンの純朴な年下男性と結ばれる話なんですが、

こうして書くとハーレクインみたいですね…



死者が帰ってくる外国のお祭りに便乗して楽しむことは

悪くはないのかもしれませんが、

もしも日本のお盆が外国で流行して、

ハッピー おぼーん!

とか言っていたら、冷たい目でみてしまいそうだと思います。



それでも人のすることは人のこと、自分は自分を保つことが

大切です。


ただ、以前、既婚だった時期に、

子供を持つか持たないかで議論が多かったのですが、

私は自分の考えを大切にして子供を育てたかった派です。

いろいろ面倒な人間だったと思います(笑)


今もマスコミの過熱した報道を見ていて思うのですが、

「トリックアンドトリート」と「物乞い」の違いを

きちんと子供に教えられるのでしょうか。


今日はこうした、外国を真似したお祭りだから

人さまにお菓子をねだってもいいけれど、

普通の時は人に物をねだるのは

浅ましいことなので、だめですよ、と。


以前、北野武の本を読んだ時に、お母さんのサキさんが

「日本は豊かになってない。 

 物をただでくれると言うと人が群がる。

 私はお金を持ってますから結構ですよ、

 という人は滅多にいない」

というようなことを言っていたと書いてありました。


今、日本は豊かです。

でも、ドーナツがただで貰えると聞いて長蛇の列ができているのを

私も街中で目にします。

外国のお祭りに乗じて、お菓子をねだればお菓子をただでくれます。

かなり前から危惧されていましたが、

今の若い人は子供の時からファストフード店などが発行する

クーポン文化で育っています。


海外の友達が多かった時期もあるので、

そういう話をしたこともあるのですが、

海外ではクーポンは生活困窮者が使うもの、というイメージが強いです。


ただでくれるものに群がる、というのは

どうしても、浅ましい、卑しい、という気持ちを呼び起こします。

自尊心、という言葉はもはや死語かもしれません。


マスコミでは楽しい仮装、ハロハロハロウィン!

ばかりですが、ネットの相談で、

近所の子供がお菓子をくれとうるさく訪問して困っている、

という投稿もいくつか読みました。


子供からしたら、ハロウィンなんだもの、

お菓子くれないのはケチ、って思いますよね。


それが特例であること、限られた中でしか通用しない事、

通常は人に物をただでねだるのはあまりよろしくないこと、

こうしたことをきちんと教えられないと、

私は自分の子供に参加する許可は出さないと思います。


ええ、だから、子供を望まないので離婚したんですけど(笑)


子供がいてもいなくても、

この時期は、自然が美しい景色を見せてくれます。

高い空、紅葉、すすき。

そうした美しい風景に目を向ける方が、

何やら物騒な仮装やお菓子に惑わされるよりも

私らしく過ごせると思います。

せっかくこんな美しい国に住んでいるのですもの。


また、

私、ホラー映画大好きなんですけど、

子供の時にあまり残虐なものを見せると、

その後の人生に影響でるかもなとも思っています。

何事もほどほどに、ですね。


日本人よ、花祭りを盛大にしましょうよ。



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