老人ホームで働いている、びょうです。

先日、仲良しの利用者さんが亡くなった時に母に話したら、

あなたは一番近いところにいるから、辛い体験もするね、

と言われました。

でも、その後にコメントいただいて、

病院勤務の方に、もっと頻繁に体験する、という話を聞きました。

病院は確かに死に直面する機会が多いと思います。

その半面、長期の入院になったり、病気や事故の場合、

入院した段階で、どこかしら、少しだけは

覚悟みたいなものができているのかもしれません。


だから、

私はまだ病気じゃないから、死は遠い未来、

と、大抵の人は思うでしょう。


しかし、仕事をしているといろんな方がいて、

一番身につまされたのは、

会社経営していて、普通の生活していた方が、

ある朝、食料を買いに道を歩いていて、

車に撥ねられて、脳挫傷、

脳梗塞で片麻痺、いきなりの車椅子生活。

介護が必要になり老人ホームに入居されましたが、

その後、脳梗塞からのさまざまな後遺症で

入退院を繰り返す。

そんな人を目の当たりにしていると、

自分にも病気や怪我、介護や最期の影が忍び寄っているような

気がします。


もしも私が来年死んだなら。

50歳でこの世とお別れ。


50歳で亡くなった人ってどんな人がいるのだろう。


ということで、検索したら、

ご丁寧にも「訃報新聞」というサイトがあり、

そちらは拝見しながら書いています。


最初に目に入ったのは、

加藤清正公。

歴史好きなので元々好きなのですが、大河ドラマでの配役も良かったので

ちょと気になります。

秀吉から朝鮮へ戦にやられ、泥水を飲み耐えて、帰ってきたら

石田三成から酷い仕打ちを受けた人ですね、戦上手で

地元ではとても愛されている方です。


島津斉彬。

こちらも歴史では重要な方ですね。

その下には、

西郷隆盛。

こちらは自刃。有名にはなられましたが、

優しい人柄ゆえに辛い生涯を送られた方だと思います。

夏目漱石。

こちらは胃潰瘍。

夏目金之助と正岡子規の友情の話は心が熱くなります。

帝国大学を出たのに小説を書かれた奇特な方ですね。


ニコライ二世。

歴史、特に明治好きなので気になります。

この方、皇太子時代に来日して日本を楽しまれましたが

その際に大津事件で切りつけられた方です。

最期は惨殺されていたのですね。


竹下夢二 (肺結核)

マーガレット・ミッチェル (交通事故)

こちらは言わずと知れた、「風と共に去りぬ」の作者です。

山下清 (脳出血)

ほら、裸の大将だって脳出血には勝てません。

グレン・グールド (脳卒中)

偉大な音楽家も脳梗塞。

コージー・パウエル(交通事故)

こちらも偉大な音楽家ですね、未だに信じられません。

ジェフ・ハンネマン(肝不全)

この辺りになると、消費したアルコールの量を想像してしまいますが、

多量に消費したからと言って必ずしも死因になるとは限りません。

森岡賢(心不全)

ああ、もう去年の話ですね、SOFT BALLET。美しかった。勿体無い…


詳しくはこちら。

年齢が50歳で死去した人物の一覧表

http://fuhou-shinbun.com/age/at50.html



まあ、みなさん、様々なことを成し遂げた方ばかりですが、

偉人には偉人の人生があるかというと、

私が考えるには、おそらくそういう業績とは関係なく

みなさん、普通の生活を送られたと思いますので、

それぞれの立場で、

50歳という年で亡くなるには様々な思いがあったと思います。


私はいつ死んでも悔いがない生き方、と思っていますが、

まだ今だったら悔いは残りそう。

まだまだやることが沢山あると感じました。


ただ、去年の今頃は翌年に介護職に就いてるなんて

予想だにしなかった自分なので、

これからも何が起こるかわからないです。







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