老人ホームで働いているびょうです。

今日から4連勤。

次の休みはクリスマスです。

うちは子供がいないのでクリスマスをする必要はありませんが、

なんとなく気持ちが焦ります。

ケーキ屋さんや唐揚げ屋さんは戦々恐々かもしれませんが、

実際に蓋を開けてみると、

長引く不況に実質値上げの嵐で、

さほどではないかもしれませんね。


ところで。

うちは生活困窮者など社会的に弱い人や

問題行動などでよその施設を断られている方を救済する、

という尊いコンセプトの介護施設です。

(従業員への救済はコンセプトには入っていないようです)

なので、生保の方が割とよくおられます。


独居で子供はもちろん、親類縁者がいなくて、

そのまま年を取られた方でも、

安心して暮らしていけるというのは

端から見ていても、いずれ我が事ですし、

良い国だなあと思います。


ただ、最近、ふと思ったのです。

60代半ばで、脳梗塞による若干の認知症はあるのですが、

身体も頭もしっかりしている男性。

元々が会社経営で羽振りが良かったものの、

女性関係が派手だったり、金遣いが荒かったのでしょう、

年金をかけていなかったので、

完全な無年金、現在生保で介護施設で暮らしている。


60代半ばというと、歳が近いもので、

なんとなく、違和感があります。

春にハローワークに行った時に見た、

80代くらいであろう、腰が曲がってまともに立てないのに、

駐車場の誘導の仕事をしていたご老人。

あの人が働いていて、

この人が国の保護を受けて

暖かい部屋で暇だ暇だと文句を良い、

食事がしょぼいと不平を言う。


社会保障も受け方にコツがあるとはわかっていても、

なんとなく、おかしな世の中だなあと感じるのでした。


今日はとても寒いです。

うちは夜勤の休憩所やベッドが無いので、

廊下に椅子を並べて仮眠を取ります。

それが、死ぬほど寒いのです。

昨日新調したヒートテックを着ていきますが、

利用者さんの部屋で利用者さんを抱きかかえている時には

暑くて汗が流れます。

私がヒートショックを起こしそうですが、

私が脳梗塞を起こしても社会保障は受けられないので、

しっかり健康を維持しなくてはなりません。

 
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