老人ホームで働いているびょうです。

昨日は関東から帰省していた友達とドライブに行きました。


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完璧な晴天、美しい岬の質素な売店のカウンターでいただく

サザエのつぼ焼きは、九州広しと言え、屈指の美味しさ。

さざえ3個500円とコスパも良好です。

さざえ・いか・アワビをいただき、また別の島に渡り

海鮮丼をいただきました。

とっても幸せな一日でした。

また今日から頑張れます。

嗚呼、今日から仕事なのだった…


ところで。

私は今の施設ではやっと8ヶ月、介護職自体も8ヶ月の

ひよっこです。有村架純です。

でも、施設の人によく聞かれることがあります。

例えば、私は今、利用者さんにコミックを貸しているのですが、

その人は血管性認知症で、短期の記憶が途切れます。

しかし、いい大学を卒業されていることもあり、

歴史の事などは私よりもずっと詳しいので、

たまに歴史談義に花が咲きます。

なので、そういった本を貸しているのですが、

他の職員さんから、

「あの人、本なんか読めるの?わかるの?」

と聞かれるのです。

私の方がびっくり。

もちろん、まったくわからなくなる人もいらっしゃるかも

しれませんが、それは、「わかってる」という表現が

できないからだけかもしれません。

初任者研修を受けた時に習いましたが、

こちらから言っていることを十分理解できても、

それに対する反応をすることができない人がいます。


実際、今の職場でも、もうボケちゃってわからない、

と言われている方と、ゆっくりですがいろんなお話をしました。

場合に寄っては次に会った時に忘れている人もいらっしゃいますが、

決して、わからなくなった人は今の施設にはほぼいません。

それを、日頃忙しいしきつい仕事だからと

ついつい、わからないからいいか、

となってしまう部分は大きいと思います。


でも、考えてみてくださいよ。

自分はまだしっかりして喜怒哀楽があるのに、

接してくれる人が

まるで自分を陶器や大理石の置物のように扱うって。

これほど悲しいことはないと思います。


それに、働いてみて知ったのですが、

お盆やお正月には、

重度の認知症の人でも、

「娘はもう来た?」

「用意をしないといけない」

と言ったり、言えない人も、

そわそわとして不穏になり、夜には寝ない人が増えます。

世間ではどうかしたら用無しと言われている人たちが、

子供のことでまだ心を砕いて心配している。

そういう光景は涙を誘います。


現場の人間でも認知症に対する対応はそれぞれ。

もっと認知症に対する理解が広まっていけばいいと思います。


もっとも、責任者の方はどんなことがあっても、

「本人がしているわけじゃなくて病気がさせていること」

と深い慈愛を示されるので、

私ももっと寛容にならないかんなあと痛感します。


ただ…

家族だと距離が近すぎて、辛いことが多いんですよね。

そこは上手く地域と連携して施設などを利用できたらいいと思います。


今日は昼前くらいまでしっかり寝たので、

夜勤も仮眠なしで大丈夫だと思います。

今日も頑張ろう。


 

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