老人ホームで働いているびょうです。

昨日は、私のブログを読んでくださったからのご感想をいただき

とても嬉しかったです。

沢山の美しい星が煌めく宇宙の中でも、

地味でも暗くても輝き続けたら、

いつか誰かの眼に映ることもあるんだなあ、

というようななんとも感慨深いことです。

こうして見てくださっているみなさんに感謝。


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今日は母の認知症に良いのでは?とケアマネさんに

紹介してもらった病院に母を連れて行きました。

首都高を使っても小一時間かかるところなのですが、

そこにかかった高齢者の方はとても具合が良くなるらしく、

遠くから通院してる人もいると聞き、

まずは行ってみようと、朝の8時に家を出ました。

そこは祖父母や父が眠る墓地のすぐ近くなので、

父が呼んでいるのかもしれないとふと思ったりして。


病院に入ると、事務長さんが優しく声をかけてくださり、

看護師さんも優しい物腰で問診してくださいます。

高齢者にありがちな、話の脱線も笑顔で最後まで聞いてくださり、

平素から高齢者の接遇に気を遣っていると感じました。

ど田舎の田んぼの前ですが、高齢者で一杯。

何よりもみなさん、すごい笑顔で、患者さん同士で楽しく

お話をされていました。

午後は往診に出られるのですが、その時にお菓子を買ってきて

という声が多いそうで、病院には沢山の、高齢者が大好きな

お菓子が売られていました。


診察が始まり、とても上品な男の先生がにこやかに

母にいろいろ尋ねます。

軽いテストをして、母の認知症はかなり進んでいる、

というお話を聞きました。

ここまでは想定内だったのですが、

母が時折攻撃的になるのが今処方されている薬の副作用と

教えてくれました。

夜や早朝に不穏になるのは、静かになる時間に

人間はどうしても不安になるもの、

それを薬で軽くしてあげたら、

お母さんはもっと楽に生きやすくなりますよ、

と優しく教えてくれました。

抗不安薬的なものをごく少量処方していただきました。

その時は他にも、母をパッと見て、

肌が乾燥していてきっと痒いだろうと薬を選んでもらいました。

いつも一緒に暮らしていると気づかないものです。


さらに、レントゲンを撮った結果と合わせて、

院内のモニターで母が歩く姿がとても辛そうだということも

見ていてくださって、

その結果、ずっと喘息と診断されていた母は、実は、

うっ血性心不全だったことがわかりました。

先月、近所のかかりつけ医でレントゲンを撮りましたが、

そんなことは気づかなかったようです。

喘息の薬を処方されて毎日ステロイドの吸引をしていたのに…

うっ血性心不全で、肺に水がたまり、

酸素を取り入れることができなかったので、

SPO2が最高で94とちょっとキツい状態だったんです。

レントゲンでは通常、下が尖っているはずの肺の形が、

水が溜まっているために違う形になっていました。

今まで知らずにいたので、母は辛かったと思います。


母に合わせた心の薬は最小から始めるので、

薬が1/4とかで、それを30日分、細かく袋にセットしてもらいました。

来院する高齢者の方はみんな可愛い花のプリントのバッグに

一式を入れて、そのまま病院や薬局に渡せるようにしてあります。

うちの患者さんはみんなお元気なんですよ、

と言われるように、笑顔が絶えない病院でした。

とても良い先生なのですが、街中ではなく、

敢えて通院に不自由な方を助けるために田んぼの広がる

ど田舎に開業されたそうで、

午後は訪問診療をされているそうです。


今回は母を説得するのにとても大変でしたが、

行ってよかったと心から思います。

かなり遠い病院ですが、送迎もしてくださると言います。

でも、こちらでは人気のドライブコースにあるため、

来月も母とドライブを楽しみながら通院しようと思っています。


薬を飲めば、少しずつですが、薄皮をめくるように

気持ちが晴れて元気になるそうです。

やはり、餅は餅屋、

物忘れ外来から紹介されて近所の内科で

定番の認知症の薬をもらうだけでは、

母の状態も悪くなっていたかもしれません。


休みは潰れてしまったけれど、

なかなか有意義な1日でした。

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