老人ホームで働いているびょうです。

去年、嫌々ながら介護職に転職しましたが、

意外と肌にあっていたようで、割と楽しい日々が続いています。

就職したら旅行なんて行けないと思い、

去年、就職前に弾丸で京都に行きましたが、

一年経ってわかったこと、

それは、

うちの施設は何日でも休みが取れるので、

収入さえ気にしなければ海外旅行だって夢じゃないということ。

収入だけで考えると、やはり海外旅行は夢ですが。

宝くじでも買おうか…

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閑話休題。

私は、フラワーカンパニーズというバンドのファンです。

同じくらいの年齢のバンドですが、

中学の同級生で結成し、

長い長い時間をかけて武道館公演を成し遂げたのは割と有名。

武道館公演も、一年かけて一生懸命告知して、

公演の数日前にソールドアウト。

武道館では演奏を聞きながら思わず泣いてしまいました。


そのフラワーカンパニーズの歌に、

切符、という歌があります。





過去まで行ける 切符を手に入れた

有効期限は 今月いっぱい

過去まで行ける

ほんとに行ける

片道切符

どこまで行こうか?

小学生か中学生か高校生の頃か

二十代か三十代か半年前か

今のまんまの頭脳でやり直せるならいいけれど

また始めっからやり直すんなら めんどくせえな めんどくせえな


という歌で、

まあ、メロディはなんとなく、

昔流行ったトイ・ドールズのネリーザエレファントにリスペクトを

しているんですが、

考えさせられる歌なのです。


この歌の二番は、

未来へ行ける切符を手に入れた、

なんですが、

発売当初は、未来ならどこに行こうかとちょっと考えました。

ところが。

同じ歌を先日聞いたら、

ふと、

もう未来なんてない、

未来なんて見たくない、

と思ったんです。

「10年先以上は 死んでるかもなー」

という歌詞に、

思わず共感してしまう(笑)



人生80年時代とは言え、

50歳にもなると、

先にあるのは輝ける未来じゃなくて、

永遠に続く、老後へ向けた茨の道。

思い描けるのは、

思いっきり昭和なダークダックスの

銀色のはるかなみっちー♪

どっこいしょ感が半端ない。



確かに、絶望するほどでもありませんが、

未来という言葉は、

子供や孫がいる人の専売特許になった気がします。

私たちには未来がない…


でも、

私たちには明日はある。


未来という言葉と並んで、

この明日という言葉も、

年齢や環境に寄っては決して輝かしい言葉ではありません。

3.11の後に、ふとラジオから流れた、

「明日がある」

という歌。

新しいバージョンでは山田花子のパートで

音程が合っているのか不穏になり

思わずめまいがしますが、

それはさておき。

震災で家や仕事、希望を失っている人にとって、

「明日がある」

というのは、酷い言葉だなあと痛感しました。

明日がある

明日がある

全てを失っても、

否応なしに

明日が来る。


私達も、何らかの短期の予定や夢や希望を持たないと、

空っぽの明日のままだと

毎日、明日に怯えて暮らさないといけません。


輝かしい未来もない、

空っぽの明日に怯えている、

そんな中高年だからこそ、

そこから目をそらせるように、

みんな子供や孫を持つのかもしれませんが、

私には何もない。

無い袖は振れない。


未来に対しては恐れと不安しかありませんが、

せめて明日を楽しく迎えられるように、

何らかの楽しみを持って生きていこうと思うのでした。

今日も読んでくださってありがとうございます(^^)


フラワーカンパニーズ、同じくらいの年代だからこそ

染みる歌が沢山あります。

中でも、「チェスト!チェスト!チェスト!」は

負け犬ながらもへこたれずに行こうぜというメッセージが染みます。

是非聞いてもらいたいバンドです。




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