老人ホームで働いているびょうです。

今日は休みだったので、副業やら断捨離やらと思っていたのだけれど

今の時期は毎年、早朝覚醒の自分。

昨日は1時頃寝たのに今朝は4時半頃から起きてしまい、

どうしようと思っていたら、ピーカン。

早朝から、先日の黄砂で、きなこまぶしみたいになっている車を

洗って帰宅。

母を連れてちょっとドライブに出てみた。

いつもと違いすんなり出てきた母に八重桜の名所をと思ったけれど

何故だか、ツツジが綺麗ねえと言っているので、

以前から一度連れて行きたかったツツジの名所に言ってみようと決意。


なんで決意かというと、

そこでは車椅子は無料で貸してくれるのだけど、

山登りとは言わないけれど、 なかなかの坂を上がる場所。


でも、母も自分も元気なときじゃないと無理。

とりあえず行ってみよう!

ということで、隣の県まで走りました。


今年は花の開花が軒並み早く、その名勝地も既にツツジが咲いているらしい。

入場料を払い、車椅子を借りて、じわじわと登っていく。

最初は池の周りなので平地。

きれいな花にはしゃぐ母。

少しずつ坂がきつくなり、ぽっちゃり体型の母を押すのが

だんだん辛くなり、それでもブレーキだけはしっかり握り、

踏ん張って上がる。

汗が流れ落ちていく。

介護の仕事は休みなのに、何をしとるんじゃ、わしゃ…

そう思っていると、

隣を歩いていた60代位の男性が、

まだまだ大丈夫と思ってたけど自分も年には勝てんなあとか

笑いながら話しかけてくれたんだけど、

笑いながら、さりげなく、

一緒に車椅子を押してくれました。

その方の奥さんとみんなで笑いながら、

着いた先には、こんな風景が広がっていました。


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これ。

ずっと母に見せたかったけれど、

ひとりで車椅子押せるかなと躊躇してたんです。


途中の勾配のきついところは流石に車椅子から降りてもらって、

ゆっくりでいいからねと歩いて貰って、

途中でもういやだと言う場面もあったのだけど、

降りてくるお客さんが、

あと少し、あと少しだから頑張って、

あれを見ないで帰るのは勿体無いから、頑張ってと

励ましてくれて、とうとうたどり着くことができました。


高台に車椅子を固定して、

私は花の中まで入って写真を撮ったり。

途中で小さく見える母に手を振ると、

大きく手を振り返してくれました。


まだ満開ではないけれど、満開時には人出がすごいらしく、

園内の売店の方も、良い時に来たねと言ってくれました。

降りる時には慎重に、坂は後ろ向きで、そろりそろり。

こうして車椅子を使えるのも、資格を取って仕事でも使っているおかげ。


降りる途中で、同じように車椅子でふうふう言いながら上がってくる

老老介護のご夫婦とすれ違い、

全然知らない人なのに、お互い、頑張って〜と声をかけ、

周りの方も笑顔。

いろんな方に助けられてほっこり。


母が元気なうちに連れていきたい場所に、

やっと行くことができました。


有り難いことに、今はいろんな場所で車椅子を借りることができます。

パンクしていたり、タイヤが劣化したりしているところもありますが

しっかりしたものを貸してくれる場所もあり、

それぞれの観光地の考え方がわかります。

もちろん予算もあるでしょうね。

もっと沢山の方が、こうした設備を使って

充実した観光を気軽に楽しめるといいと思います。

母は肺の状態が悪くなればいつかは室内で酸素を引かなければ

いけなくなるそうで、

それまでに沢山の綺麗な風景を見せてあげたいと思いました。

夕方帰宅して、さすがにジョギングに行く気力もなく、

今日すべき仕事は明日に回したので、

明日が大変。

でも、来月の上京を友達と詰めているので、

副業も頑張らなくては。


九州では、何の前触れもなく土砂崩れが起こり、

今も必死の救出作業が行われています。

ヘリコプターが落ちる事故もありました。

春なのに夏のように暑いし、

これからもどんな災害に遭うかわかりません。

いつまでもあると思うな親と金、あーんど、己の健康。

今日もお読みくださってありがとうございます!

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