老人ホームで働いているびょうです。

昨日今日で母を連れて旅行に行ってきました。

母と同世代の人の訃報は毎日のようにあり、

同級生の母親も数人、

どこも悪くなかったのにある日眠るように逝ってしまった、

というのを聞いて、

なんとなく前倒しに遊びに連れ出しています。


今回は、九州中部に点在している絶景スポットを線で繋いだので

走行距離はすんごくなりました。


ぽっかり穴が空いたような大きな滝とか、

空に泳ぐ鯉の大群とか、

咲き乱れるしゃくなげや藤の花。

P2060786


P2060926


最終的には母が大好きな筍を買いに行きました。

観光地と観光地を無理やり線で繋いだので、

途中の道が、国道なのに酷道ってやつです。

これ絶対林道じゃねーかっ

という道を、ギリギリトラックと離合しながら

(離合はこちらの方言らしいですね)

青くなったり赤くなったりしながら走ってきました。

たまたま週末から始まる大藤のお祭りの下準備に遭遇したり、

看板に惹かれて石楠花園に行ったり。

この世はこんなに美しかったのかと感嘆致しました。


ただ、母の認知症は日々、進んでいるようで、

・携帯を忘れたと言っていて色々不具合あったのに
 翌日見たら、平然と充電していた

・お饅頭を買っているのに、まだ買ってないとまた買おうとする

・途中で何度も、偶然○○さんに会ったのよという話を
 永遠ループで話し続ける。

・何故か財布を2つ持っていってて、どちらからも毎回万札で支払う

・パンを買っていないと言い、家にパンがあるのに何度も買おうとする

・昼食を食堂で食べるか尋ねたら、車でパンを食べるというので
 パンを買って店を出ると隣の食堂に入ろうとする

・旅行前に部屋着を持っていかないのか聞いたら「要らない」と
 断言したのに着いてから、部屋着を忘れたと何度も後悔している

・自販機でコーヒーを買うと言うので脳トレと思って後ろから見守って
 いたが緑茶を買ってきたので聞いたら、わからなくなった、と言う

・藤まつりでお茶を買うと言うので露店を巡っていると
 お茶を買うのを忘れて駐車場まで近道しようとする

いずれも小さい事なんですけど、

食事をするか聞いて、要らないと言った直後に

レストランに入ろうとしたりと、

超短期記憶がするすると抜け落ちてしまい、

ちょっとぞっとするようなことがありました。


携帯も普段は別にいいのですが、

夜に旅館を出て一人で散策しながら、

姉妹旅館の大浴場に入ったのですが、

母が心配するだろうと急いで帰ったりしたので、

携帯持ってるなら早く気づけばもっと遊べたのになあ

なんてことを考えていました。


古い温泉街の中の大きな旅館で、

前は元彼が奢ってくれたんですが、

今回は自分で払えて、それはそれで嬉しい。

旅館の人に、この温泉街でバリアフリーは少ないから

お宅は良いですね、というと、

完全じゃないから申し訳ないと。

泊まってみると、確かに大浴場に降りる階段が5段ありました。

それでもエレベーターはあるし、

車椅子も貸してくれたし。

ただ、自分が介護職なため、

ブレーキが付いていない車椅子はとても怖いです。

エレベーターの閉まるタイミングも早いし。

でもそうしたちょっとしたことに気づけた私は、

前に泊まった時の私より、

進化している。

うふん。


あ、それと、PC用には付けていたのですが、

スマホ版はデザインが別と知らなくて、

先程スマホ版にもメッセージ機能をお付けしました。

何かありましたらメッセージも使えます。

よろしくお願い致します。

 にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代おひとりさまへ
にほんブログ村