介護施設で働いているびょうです。

私は住宅型有料老人ホームで夜勤専従の契約社員をしています。

その施設から転職予定だったのですが

転職直前に怪我をしてしまい、

怪我したままでは転職できず、元の職場に戻りました。

しかし、転職先でも深刻な人出不足だったようで

「月に一度でも良い」と言われて

現在2つの施設で働いています。


正直、身体が辛いし、そこまでお金に困窮している訳でもないので

やりたくてやってる訳でもないのですが、

そこそこ、得るものがありました。

お金



それはそうですね(笑)

バイト先の夜勤の金額は1回が18000円ですが

独り立ちするまでは1回15000円。

3回目で独り立ちしたようです。(いきなり誰も付いてくれなかった)

夕方3時間のバイトが時給1000円

15000円×2=30000円
18000円×1=18000円
 3000円×3=9000円
-------------------------------
合計57000円

これが初めての給与の予定です。

(所得税は換算せず)

多くはないけれど、ありがたいですね(笑)


仕事に対する自信



私はもうすぐ介護職3年目に突入するまだまだ初心者。

しかも一つの施設しか経験がない上に、

その施設が結構訳ありというか

初めて介護職に就いた人が多い、

言ってみれば未熟な施設、

しかも他の職場で働いて改めて痛感したのが、

「うちの施設は変だ」

ということで、かなりよろしくない施設で最初の経験を

積んでしまったものですから、

自分の介護技術が正しいかどうか不安だったのです。

バイト先で何もわからないまま勤務を始めて、

トイレに連れて行って!という人の介助をして、

「ああ、私の技術はちゃんと他でも通用したよ」

と思ったものでした。

考えてみれば当たり前なんですけど、

それくらい、他がわからないということが怖かったのです。

オムツ替えやトランスなど、

他の職場の人が見て、私は大丈夫、と言われた、

それが一番欲しかったものでした。



お叱り



私が今の段階で思い切ってバイトをした理由の一つが、

「2年という短い経験だからこそ、

 今なら私は怒られても受け入れられる」

と思ったからなのでした。

これが下手に3年とかになると、

それが例え、変な施設で働いた経験であっても

そこそこ自尊心が芽生えるのが人情。

それ以上経つと、

せっかく注意されても素直に受け入れられないのでは?

と思ったのでした。

今ならまだ怒られてもいい、だって初心者だから。

そして、今、怒られてます(笑)

怒られてる、という訳でもないのですが、

私がやってない間違いでも、

「これ、ここじゃありませんからね」

と私に注意してくださる人がいましてね。

着けてるエプロンの擦れ具合からみて

相当な経験者のようで、その人も2つの施設を行き来しています。

この前も

「○○さんのパッド、曲がっていました。

 遅出で自分が替えて、夜勤の人が大変なことになるかもしれないから

 気をつけてくださいね」

と言われました。

さすがに2年もやっているのに、とショックでしたが

言われている事には間違いがないので、

ありがとうございます、と

申し訳ありませんでしたと

深々と頭を下げました。

びっくりしてたみたいだけど、

やっぱりお礼は大切。

その人もまた、マイルールを人に押し付ける人なので

(っるせーよ)

と心で思うこともありますが、

まだ言ってません(だろうよ)

素直に受け入れること、

これって難しいけど大切なことです。


仲間



私は介護職の知り合いがいませんから、

バイト先の人との交流も新鮮でいろんな情報を交換しています。

考え方が違うと腹が立つこともありますが

その違いを感じることがとても大切と思います。


正しい介護知識と仕事に対する誇り



前述の通り、

うっかり私が就職してしまった施設は変なことが多いです。

人間的に未熟な人が多く、

出勤して挨拶をしても

「あら、私って嫌われてるの?」ってくらいに、

挨拶を返さない人たち。

施設は不衛生でほんとに汚いし

トイレの紙が切れても平気でそのままにする人、多数。

介護技術も初心者の私が「おい」と思う間違いが多く、

平気で利用者さんをちゃん付けで呼ぶ人もいる。

排泄のパッドが何故か裏返しになっていてずぶ濡れのことがある。

食事が終わったらみんな口の周りが食べ物付着だらけ、

そのまま平気で帰る職員多数。

ほとんどが利用者さんにタメ口。

おかしいところを挙げたらキリがありません。

私は、

確かめたかったのです、

他は違うはずってことを。

バイト先はとてもきちんとしています。

やる気に溢れた若い人たちが熱を持って仕事をしています。

特に看護師の方がとても力になってくれます。

申し送りには普通は施設長など責任者が同席することも

初めて知りました。

介護職に関する事件などはコピーを添付してあり

褥瘡については、昔から施設の恥と言われているのだから

各人、ネットなどで情報を集めて、

褥瘡を撲滅するべく仕事に当たりましょう!

と言う申し送りは、メインの職場ではありません。

その一体感がとても心地よくて、

私もその中に入りたい、

誇りを持って仕事をしたい、と思います。


全ては当たり前なことなのに、

最初の施設ではその当たり前のどれもが

私には無縁の世界でした。

メインの職場のユニホームが

ホームセンターで800円で売られているような安物なのに対し、

バイト先は胸元に大きく施設名が刺繍されています。


正直、バイトなんてしなければよかったと思うほど、

休みが減って身体はキツイし母と過ごす時間も減りました。

でも、それでも余りあるほどに得たものは大きかったのです。

お給料入るので、これを買いました。





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