介護施設で働いているびょうです。

今朝は夜勤明け、お肉の買い出しで開店直後のスーパーに

行ったら凄い人出、駐車場は満車に近く、

ああ!

祝日なんですねえ、

なんだそれ、食べたら美味しいのか?

暦なんて関係がない、介護職であります。

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先日、仕事中に

目から汗が流れました。




暴力爺ではありますが、

モンチッチみたいな爺さんであります。

以前は杖を振り回して怖いなと思ったこともありましたが

今は急激にレベル落ち、体重落ちで

ほんと、

モンチッチになってしまって、あまり怖くありません。

それでも、おむつを替えながら、

なんで私が叩かれないかんの、

感謝されるならだけど…

と思って面倒なので好きに叩かせてるうちに

手早くおむつ替えてたら、

髪を掴んで引っ張られたり。

それでも、この人は悪いと思わないんです、

何かしら、言いたいことがあるだろうから。

私が悔しいなと思ったのは

この人かれこれ何年もここにいて、

沢山の職員が叩かれたりしているのに

職場が誰もそれに対して対策を立ててくれないことなんです。




暴力もあるけれど、毎朝、手を便で汚して

部屋を汚染しまくるし、

介護施設なので抑制することもできないし、

本当に朝が来てこの部屋を開ける時に

胃が痛くなります。



別に、暴力が怖い訳じゃないんですよ。

本当に怖いのは、

ガチでやり返してしまいそうな自分のダークサイドの心。

そして悔しいのは

どんなに頑張っても

ただの捨て駒としか見てくれない会社、

痛いのは叩かれたところじゃなくて、

心です。




他にも暴力を振るう利用者さんは複数いるし、

怒鳴りつける人もいます。

暴力も罵声も怖くない。

私、家が鳶職の会社やってたから

彫り物入りの怖い人に囲まれて育ったし、

自分自身が喧嘩っ早いので

怖くはないです。


でも、この安い最低賃金+αで、

こいつの便の処理までしているのに、

なんでこんな目に合わないいけないんだ?

上の人間も対策してくれないし、

そもそもこんな仕事しなくちゃいけない自分は

どれだけ底辺の人間なんだろう、

何かのバツなのかなとか、

いろんな感情が吹き出してくるのです。

結局、一番つらいのは

自分の情けなさ。


もっと勉強しておけば

もっと良いところに就職しておけば

もっと良いところに嫁に行っておけば

もっと真面目に生きていれば

だんだんもう、とりとめもなくなってきます。


私がダメ人間だからだ、

くらいまで落ちるんですよ、

瞬時に。



やり返そうと思えば、やり返せないことはないです。

卑怯な事を言えば、ぶっちゃけ密室です。

でもね、

そんな老人に暴力やり返しても

なんにもならないし、

仮にもしも手を上げてしまったら

もしも叩き返したら

痛いのは自分の手と

自分の心です。

そして職場における暴力は身体的虐待です、

犯罪なのです。

悲しいけれど、今は制度として、

相手が自分に何をしたかなど

関係ないのです、

手を上げたら、負け。



介護職というのは感情労働なのです。

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https://ja.wikipedia.org/wiki/感情労働

自分の感情を削りながら

心に血を流しながら働いています。

暴力だけじゃなく、

どんなに頑張ってケアしても

遠くない将来に

死んでしまうのです。

そしてどれだけ手厚く尽くしても

数分経ったらもう、

忘れ去られていることも多いのです。


こうした心の側面も知ってほしいし、

それが報われる勤務体制や賃金制度になってほしいと思います。


新しい仕事に向けて、靴を注文しようと思っています。


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