介護施設で働いているびょうです。

ここ数日、とても忙しく、ショートの夜勤から帰って即寝て、

翌早朝に母の受診で往復60キロ走り、

帰ってきて食事を作り、夜勤にでかける、

というようなのが続いています。

お恥ずかしいのですが、

メイク落とす暇もなく、

せっかくついているからこれでいいか!

と3日位落としてないです。

えっと…

今から落としますが、ブログ書き終わったらそのまま寝てそう…


そんな私ですが、明日は仕事は希望休を取っています。

そう、明日は、

私の大好きなPink Floydの元ベーシスト、

ロジャー・ウォータースのフィルムコンサートなのです。

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私、高校時代からずっとPink Floydが好きで、 

いつか欧米にライブを見に行くのが夢でした。

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もちろんそれは叶いません。

Pink Floydって欧米では人気があって、チケットなんて

とても取れないんです。

ロックコンサートと言うよりは、熱狂的過ぎて

宗教みたいな感じです。



で、2017年からロジャー・ウォータースがツアーを行い、

全世界でそのフィルムを見るコンサートがあっているのです。

それが明日。


Pink Floydが活動始めたのは、

他にも大好きなザ・ドアーズなどと同じ1960年代。

私がこの世に産まれた年なのです。

モンスターなセールスを誇る「狂気」などで知られるバンドです。

で、最初はカリスマ的人気のあったシド・バレットが主体だったのが

精神を病んでしまい脱退、その後、ベースのロジャー・ウォータースと

ギターのデビッド・ギルモアを筆頭とする他のメンバーが揉めて、

ロジャー・ウォータースが脱退してしまうのですよ。

曲作りに置いて、まあ、ロジャー・ウォータースがとにかく拘って

主導権を握っていたので、 そのままバンドがなくなるかと思いきや、

あまりにモンスターなバンドに育っていたためか、

ロジャーが懸命に育ててきた大切なバンドが

いつしかロジャーなしに独り歩きしてしまい、

そこで競ったところで、結局Floydにセールス的な軍配があがるのです。

そこで、大切なバンドに置き去りにされた形のロジャーは

精神的に病んでしまうのです。

そりゃそうだよね。

一度回り始めた歯車は、例えその後、ソングライティングを

外部に委託したりしても、その勢いは留められず、

ビッグバンドとして継続されて行き、

それを見ているロジャーの心持ちはいろんなメディアで

ちょこちょこ紹介されてきました。

でも、申し訳ないのだけど、その自動的に動き出した

歯車である母体Pink Floydの曲は

確かに耳障りは良いけれど、所詮、外部の作った曲であり、

正直、自動操縦感は否めない。

そしてまた、そのアルバムの売れ行きなどもモンスター級なので

働かなくてもいいくらいなんだと思います。

新しく出したアルバムも惰性で買うけど、うーんという感じ。

そんな中、ひたすら自分のこだわりを貫き、

不屈の精神でソングライティングを続け、

ロジャーの方は近年、グラミー賞にも輝いています。

そして元々が左翼的な活動を継続していたのもあり、

傷病兵の為のベネフィットなど精力的に活動を続け、

脱退後には母体であるFloydに惨敗していたセールスも回復、

政治的なメッセージを常に発し、

今や時代の寵児となった感のあるロジャー・ウォータース。

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一時期、自分の子供のように育てたバンドを実質盗られた

ようなものだった時期には、精神的に相当病んでいたようなことを

子供が語ったとかいうのも読みました。

その地位と名声、何よりもそのバンド自体を

どれだけ渇望し恋い焦がれたであろうか。

そして、今や、彼こそ実質的なFloydであり、

Facebookなどでリアルタイムに見ていても、

76歳である今が、

人生のピークのように絶好調な活動をしているのですよ。

私は、牧歌的な楽曲と温かい歌声のデビッド・ギルモアも

もちろん大好きで一昨年には彼の伝説的なポンペイで

開かれたライブのフィルムコンサートにも行ったのですが、



映画「ザ・ウォール」で心にトラウマを持つほどに

感動した自分としては、

やはりやはり、Pink Floyd=ロジャー・ウォータースな訳です。

※そんなことを言いつつ、この時も映画館で泣いていました、私。


そんなことを考えていたのですが、

渇望する程に欲しいもの、というと、

高齢者にとっては、

若さ

そして、健康。

私は50代ですが、

仕事中に「もう歳だからさあ」と言うと

入居者さんたちに、

「良いわよ、50代なんて羨ましい。

 私が50代だったら何でもできるわ」

と言われます。

その過ぎ去った時間、衰えた身体を痛感しているからこそ、

その時間は大切だし、健康に渇望を覚えて、

毎日を必死に生きていらっしゃると思うのです。

人にも寄りますが、

毎朝毎晩、必死に館内を歩いたり、リハビリに励んで

おられる方が多数おられます。

若い時は何でも当たり前。

その若さや健康、動いても息切れしない身体を

当たり前と思っているのです。

一度失って、狂おしいほどに渇望したからこそ、

その時間一瞬一瞬が愛しいのでしょう。

元々、高校時代に恋に落ちたロジャー・ウォータースは

当時、Mr.スケルトンなんて呼ばれた風貌だったのが、

とても美しい年齢を重ねて、

ちょっとリチャード・ギアみたいだわね、

と思う容姿になられて、

今、彼の人生で一番輝いていると思うのです。

roger



若い頃に輝くのは当たり前。

年を取っても、自分の好きなように人生を謳歌していると

若い頃よりもずっとずっと、内面の深いところから

輝くことができるのだと思います。

そして、一時期、軍配はFloydにありましたが、

熱くあり続け、活動を積極的に続けたロジャー・ウォータースに

最終的には軍配が上がりそうなのです。

人生は最後までわからないし

継続はまさに力なり、なのだと思います。

明日は実質、

高校生の頃から片時として忘れずに好きであり続ける

ロジャー・ウォータースとの世紀のデートなのであります。

さて、低刺激のBBクリームとは言え、

やっと数日ぶりに化粧を落とすことが出来ます。


音楽わかんない人には非常にわかりにくい記事で申し訳ありません。

 


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