介護施設で働いているびょうです。

シフト勤務、最後の連休も終わり、

今から真っ黒なシフト表をなぞるハード勤務に入ります。

ある程度、家事を楽にしたりして、

家でゆっくり過ごせば夜勤の仕事ならなんとかこなせる気がします。


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そんな中、

母の奇行が気になりました。 

何故かいつも、

トイレの蓋が開いたまま。

以前も蓋は開いているわ、

電気はつけっぱなしだわ、

という時期があったのですが、

その時にはトイレの失敗があったみたいで、

夜中に証拠隠滅(笑)で床を吹きまくったらしい。

今回も気になったので問いただしてみたら、

最初は

「そんなことしてない」

だったのが、次第に

「蓋が閉めてあると間に合わない」

と言うのです。

蓋はまあ、良いとしても、

確かに母は急いでいるので気になっていました。

夜中にどたどたと小走りの音が聞こえるのです。

介護の仕事をしたことがある方なら、

ハッとしてグー、

じゃなくて、

ピンときてゾワワ…

転倒ですよね。


母の部屋はベランダに一番多く面した明るい部屋ですが

トイレまでが少し遠く、

トイレに近い部屋は暗い上にエアコンの設置ができないので

仏間や納戸に使っています。

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なので、夜はとにかく用心してトイレに行ってほしく、

失敗することもあるのでリハパンを使用してもらっています。

今はデイサービスを休んでるので良いのですが、

母のデイサービスではリハパンを使っている人が

ほとんど居ないらしく、恥ずかしいからと

デイサービスの日は布パンになるので、

出勤前にパンツの確認が大変。


そんな中のトイレの蓋事件です。

昼間のことならいいのですが、

私は夜間に働いているので心配です。

もし転倒しても助けに行けないし、

転倒したらおそらくは大腿骨骨折になって

起き上がれないから電話もできないし、

人に寄っては恐怖のあまりせん妄に陥って

そのまま骨折とせん妄で

入院後に亡くなる方もおられます。

そういう例を沢山見ているので、

とにかくトイレは気をつけて欲しい。

漏れても良いようにトイレには沢山のパンツやパッドを

置いているのですが、

どうしても受け入れてもらえず、

その苛立ちとストレス、普段からの疲れがミックスされて

昨夜は起き上がれなくなってずっと寝ていました。

どうしたらいいのだろう、

としばらくは悩んでいましたが、

こうして悩んで私が倒れたらいっきに貧困家庭になります。

今も月額手取り20万程度ですから

すでに貧困家庭なのに、これ以上貧困になったら

人生つまらなくなります。

そもそも、私自体、人の心配ができるような

健全な身体ではありません。

なので、

やはりここは課題の分離をして、

諦めるところは諦める、としました。

母も認知症はあれど、

物忘れ程度で、

トイレなどの問題は、たんなるモノグサです。

面倒だから嫌、という訳だから、

あとは個人の問題なのです。

転んでも、それまでにやることはやったし。

ポジションバーなど福祉道具を入れたいところですが

今はまだそこまで歩行も悪くはありません。

たとえ手すりを延長したとしても、

トイレに走りまくる人間が持つはずもなく。

ここはもう、冷静に、

好きなだけ走ってもらうしか無い。

と諦めることにしました。

帰って母がフロアに倒れて死んでいても、

後悔はしない。

このご時世、自分が生きることが最優先です。

施設に入れるとなると、

今、夜勤に13-14回入っていますが、

倍入らないと費用が捻出できません。

施設に入れるだけではなく、

自分は賃貸マンションなので、

母を施設に入れた後に、

自分も引っ越す必要があります。

考えただけでうんざりしてきます。


実際、転倒に関しては、

仕事上でも最大限に注意はしていますが、

頻繁に立ち上がり転ぼう転ぼうとなさる方はいて、

家族さんが「絶対に転倒させるな」と言っても

正直、夜間はひとりで見てるので、

無理なんです。

諦めて貰うか、自宅で介護していただくかだと思ってます。

できるだけのことはしますけど、

頻度にもよるし、時間帯にも寄るし、

絶対は約束できません。


同じように、在宅であれ、自分の家であれ、

諦めるところは諦めるべきなんだと思います。

実際、転倒されて入院となると、

さらに手続きや費用が頭を悩ませますが、

さらにさらに、その先に歩行困難者になる確率がとても高いので

排泄介助、おむつ交換、車椅子生活…

夜勤ができなくなれば、

昼間に働いても手取り10万程度です。

考えれば考える程、沼に落ちていきます。

それでも、

骨折も死亡も車椅子生活も貧困も

どこかで諦めないといけないんですよ。

難しい問題です。


悩んでいたら肋間神経痛になりました。

骨折もしてないのに痛いなんて、

本当に情けないものです。

じゃあ、デイサービスに、と思うのですが、

コロナの嵐が吹きすさぶ中、

まだデイサービスに預ける気持ちにはなれません。



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