介護施設で働いているびょうです。

コロナも怖いし、夏休みも夏祭りも無い今年。

それでも、大好きな御船山楽園のチームラボはあっているんですよね。





ちょっとまた行きたくはあるのですが、

もう3回行ったのと、



暑いの…

歳を取ると我慢ができなくなりますねえ。

でも、楽しみが少ないからやっぱり行ってみようかな。

もちろん、密を避けてひとりですけど。


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 そんな中、ずっと心に残っていて、

ブログで書いてみたいと思っていたことがありました。


よく最近では芸能人が、

私は昔、いじめにあった、という話をしますが、

なんかちょっと白けてしまいます。

だって、世の中は

いじめに遭ったことがある人と

いじめたことがある人と

虐められないようにしようと必死になっていた人、

ほとんどがこの3種類と思ってますもん。

職場でもパワハラにあったり、

そうならないように必死になってる人が多いですよ。

私もご多分に漏れず、

虐めに遭っていました。

結構壮絶でしたし、小中では友達もあまりいませんでした。

お陰で勉強する時間が沢山あって、

大好きな数学はいつも偏差値70以上ありました。

今でこそこんなことを言えますが、

当時は辛くてたまらなかったです。

そして私が考え出した、虐められない方法は

先手必勝、攻撃的になればいい、

喧嘩に負けなければいい、

ということです。

そして、そこからすぐにキレるし怒鳴るし

アグレッシブな私が爆誕しました。

当時、私の背中を押してくれていたのは

パンクバンドのTHE CLASHと

スターリンの遠藤ミチロウさんです。

遠藤ミチロウさんとは実際にお会いして二人で話す機会があって

今でも全部、覚えてます。

強くなりたい、強くなること、

それが私の人生のキーワードでした。

実際にはキャンキャンうるさいのは負け犬の遠吠えなんですが

一人で戦っていたその時は、それで精一杯。

実際、小学生の時は、教科書を読まされているときに

「聞こえませーん」とか言われて、泣いていました。

今だったらまず声が小さいと言われることもないです。

サラリーマン時代に「お前が喋ると他が聞こえない」と

コードレスフォンを渡されて廊下に出されたこともありました。

聞こえんなら、こここいやー!くらいは言いたかった、

小学生時代。

でも、私は泣かないと決めたのです。

今では奴隷制度を助長する映画と決めつけられて配信もなくなった

名作「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラを見て。

「私は飢えない」がめちゃくちゃカッコ良かった。

私もスカーレット・オハラになりたいと思って、

俺様道を貫いてきましたが、

人生で一度、営業時代に経理の女性に

「あんたはスカーレット・オハラか」と言われたことがあって

泣いて喜びました。

ずっと好きなのは、

スカーレット・オハラ

エイリアンのエレン・リプリー

ターミネーターのサラ・コナー

私の憧れる女性像はカーゴパンツにワークブーツのような人。

でも、歳を取るにつれ、

本当に強い人というのは、

強靭で折れない人、ではなく、

竹のようにしなやかで、折れそうでも折れない人、

に変わってきました。

そして、本当に心や身体が強くなることで

人は優しくなれるということを学びました。

なので、好きな男性像は、

気は優しくて力持ち、という感じの方が好きです。


そして、私が憧れる強さにはもうひとつ、あります。

路上で生活されている人です。

あの、失いものはない、ゼロでも生きていける強さは

生き物として最強と思います。

蔑む人もいますけど、

どれだけ強いかというと、

ほとんどの人はあそこまで追い詰められると

自死したり狂ったりしてしまうと思うのです。

そんな中、この恐ろしい暑さの中でもしっかりと

生きている路上生活者の方を

私は生き物として尊敬しています。

以前、友達に大阪の西成あたりに連れて行ってもらったりしました。

また、横浜の貧困な方々が居住する建物に併設された

ゲストハウスに泊まり、そうした方々と触れ合うこともありました。

朝になって、お互い車椅子を押して役所に行ったり、

助け合う姿に心打たれたりしました。

大阪では川沿いで友達と一緒に路上生活の方々と

お酒を飲み交わしてくだらないことで笑いあったこともありますし、

以前働いてたビルの前の公園で生活してる人たちと、

毎朝毎晩、冗談を言い合ったりしたこともありました。

ある朝、公園では倒れている方がいて

救急搬送される現場も見ました。

確かに、いろいろあるから、今は簡単には路上には住めませんが、

今でもやはり、全てを失ってもどこででもしっかりいと

生きていける人が私の憧れです。

電気も水道も無くても、もちろんスマホも無くても

生きていけるというのは凄いスキルです。


昔、ある記事を書きました。




そこにコメントをくださった読者さんがいます。

お兄様が訳あって路上生活者になられた話。

読者さんもいろんな思いがあると思いますが、

こうしてコメントで教えてくれた勇気に感謝ですし、

自分で生きる道を決めて、

例え病気で搬送されても、

自分の意思で元の生活の場に戻られたお兄さん。

読者さんも辛かったと思います。


そして、それから4ヶ月ほど経っていただいたコメントで

その後、お兄さんが自死されたのを知り、

私は会ったこともない方ですが、

すごく泣けました。

最近は何でも安楽死安楽死、

認知症になるなら死んだほうがましよ、

みたいな言葉を見ますけど、

自分で自分の人生にケリをつけるって

本当に壮絶なことなんだと思います。

そして、このお兄さんは、

抽象的な存在として、

私の心の中に住んでおられて、

何かの折には私に、

生きるとは、命とは、ということを問いかけてくれます。


介護の仕事に就いた当初、

夜中に凄まじい排便があったときに、

黙々と処理していたら、

ふと目に入ってくる新聞記事。

どんな賞をとっても、どんなにお偉くなっても

所詮、人間は食べて出すだけの管なんだ、

と何もかもが虚しくなったものでした。

でもね、いろんな文明の利器を駆使しても

人間はただの生き物なのですよ。

だから、いろんな利権を握ったり地位と名誉を持つ人よりも

寒い冬、暑い夏に、

雨風凌げぬ屋外で強く生きられる人、

何も持たずに人生に立ち向かえる人は

一番強い人です。

そんな人に、私はなりたい。

なのに病弱で環境の変化に弱かった私も

夜勤専従者として3年ちょっと働いて、

絶対に休めない環境の中、

38度を越しても、骨折しても

腕が動かなくても、

休むことなく働くことができています。

あ、骨折は休職させていただきましたが、

労災が降りなかったら早めに復帰したとは思います。


遠藤周作は自分や他人が病苦を経験する中で

「人は何故苦しまないといけないのだろう」

と考えたそうですが、

私が苦しむのは全て、

私が強くなるための試練だと思っています。

これからどんどん試練は増えますが、

最終的に身体が醜く朽ちても、

鋼のような精神で死んでいきたいと心から願います。


ちなみに、上記の虐めの件ですが、

小中は壮絶でしたが、

高校は名門進学校に進んだ為、

虐めはなくなりました。

知性の高い子達が多く、

常にリーダーシップを求められる場でしたから

虐めなんてしないんです。

だから改めて、教育は大切と思っています。


そして最近、めちゃ重な記事が多い私のブログで

ここまで読んでくださっている読者さま、

感謝です。




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