介護施設で働いているびょうです。

最近、検索でこちらに来られる方が徐々に増えてます。

初めてのみなさま、初めまして(^^)

大した事は書いてないですが、

みなさんが何を求めて検索されているのかは

ちょっと気になります。

ちょっとねw

スクリーンショット 2020-08-25 23.50.26


そんな中、

Twitterでも最近は親の介護で疲れた方、

なんとかならんかと思われている方を散見します。

親が惚けちゃったわ、ちょっとショックね、

というのは高齢化の一途を辿る日本では多いと思うのですが、

親の暴力暴言というのが目について、

ちょっと看過できないと感じます。

暴力暴言というけれど、根底は不穏だったりもしますよね。

私も最初はそれで悩みましたけど、

たまたま良い病院を紹介していただいて、

それっきり、母の不穏で怒り爆発、ということはありません。

むしろ、元気な時の母よりも、ほっこり可愛い母になって

ストレスもなく楽しく生きられています。




母がアルツハイマーと診断された頃、

何かあるごとに不穏が勃発して、

仕事があるから寝ないといけない日に

夜中に起されたりしてあまりのストレスで

家の壁に蹴りを入れて穴を空けてしまったこともありました。

その穴は自戒の為にそのままにしてあります。


また、知人のお父さんはとても穏やかで優しい方だったのに

急に性格が変わってしまって激昂したりする

激しい性格になってしまったそうで、

辛いと泣いておられました。

介護している子供さんたちは、

そのこと自体も辛いし、

昔とのギャップもあって余計辛いです。

ここを読んでおられる方の家庭でも

なんらかの悩みがあると思います。


でもね。

そこで、「私が至らないから?」とか考えちゃだめです。

それに、決してお母さんが昔から抱えてきた負の感情が出た、

とかも考えちゃだめです。

確かに元の性格に由来するところもあるけれど、

あれは脳の変化が生み出すバグなんです。

多くが脳内のタンパク質が作り出す状態です。

そこに感情はないと思います。



自分は仕事でいろんなケースを見たというのもあり、

すごく嫌な表現だけど、

「脳を何かに乗っ取られた」くらいに考える方が

精神衛生上良いと思うようになりました。

きっと、ご本人も辛いと思います。


そういう時は、いつもの病院で当たり前に出される抑肝散ばかりで

なく、セカンドオピニオンとして精神科にかかるのも

一つの手だと思います。

日本の場合は「精神病院」と言うと、どうしても負のイメージが

強くて、「精神病院なんてとてもとても」と考える場合が多いです。

私も昔は懐疑的でした。



でも、薬で楽になることもあるのです。

認知症と鬱というのは、関連するところもあるようで、

老人性鬱が認知症の入り口になるケースもあると聞きました。

母の場合もそうで、

物忘れ外来でアルツハイマーの診断がつく前、

腹部に痛みがあると言って何件も受診したことがあります。


判断は難しいですけど、違いも感じられるようです。






間違いの場合もありますし、別にどちらかと決まっている訳では

ないですから、併発してしまう場合もあるのだと思います。


暴力や暴言も、程度にもよりますが、

ご本人の意思と反して何らかの疾患で出てしまうなんてことも

あるかもしれません。

医療も薬も進化しているので、

精神科に行ったら薬漬けにされて、別人になってよだれを

流して生きるようになった、という事も近年、あまり聞きません。

むしろ判断までに時間をかけるし、

僅かな量を調整しながら投与される場合が多いのでは

ないでしょうか。

母も抑うつなどの精神薬を半錠とかすごく微妙なさじ加減で

処方されていて、その時の母の傾向によって調整してもらいます。

不穏の傾向がある時もすぐに調整してくれます。


親の暴言暴力や不穏を、自分に課せられた修行のように

感じてしまうのは、日本人の真面目さに由来するのでしょう。

それを未だに母の愛情とか、立場の入れ替わりとか

考える人も意外と多いと思います。

でも、自分が潰れる、自分の人生どうなるんだ、

なんてことを考えだしたら限界が近づいてきていると思います。

是非、信頼できる精神科、心療内科などに相談してみて

欲しいと思います。



そこで多少、親御さんに投薬など無理をさせたとしても

子供さんが精神的にも経済的にも

生き残るのが優先です。

子供の幸せを願わない親はいないと思います。

まずは周りに相談してみるのが良いと思います。



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