介護施設で働いているびょうです。

はっと気がつくと、夏が終わってしまっていました。

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夏が終わる頃に、必ず頭に流れる歌がこれ。

夏が終わるだけじゃなく、

楽しかった時間が終わっていって、

冬が近づいてくる。

言葉がわからなくても、メロディで全てを悟ってしまう。

名曲です。





最近、ちらほらとSNSなんかで親の介護のことを見かけます。

これも、親の介護をしている方の年齢が、

SNSを使える方に以降してきたってことだと思います。

辛いのは困るけれど、そうやって苦しみを共有できる

ツールを使えるのは良いことだと思います。

もうひとつ言うと、

ブログを始めることもお勧めします。



今はTwitterならば介護アカウントを開くこともできますけど、

介護認定に向けて記録が残っていることも便利ですし、

ゆくゆくはアフィリエイトなんかを始める事もできます。

頑張ればいつか、書籍化なんかも夢じゃありませんよ。


まあ、良いことばかりではありません。

うちの母は今はのんびりしているので有り難いのですが、

職場の同世代で介護してる方はみな、

親が気位が高くて頑固で困る、とこぼしています。

あまりに気位が高くて、まだ介護認定も受けてない、

という話を聞きます。

そこ、一番面倒ですよね。

私は何でも自分でできるの、というけど、

結局できてないわけで、

ああ!そんなに言うなら自分独りで生きてみろやーーーー!

って思うこと、ありますよね。

今でこそ、ある程度落ち着いて生活できている私ですが、

今もいつも思っている、

親の介護でやってはいけないこと、があります。

自分の人生を犠牲にする

人間はひとりで生まれ、独りで死にます。


でも文明社会ですから生まれる時は病院で手厚くお世話され

独り立ちするまで親にお世話かけます。

そのかけたお世話の為に、

「頑張って介護しないと親不孝」なんて思う人も多いと思いますが、

実際、大人になったら自己責任です。

嫁に行って戻らない人、一切連絡を取らずに好きに生きている人、

世の中には沢山のそういう方がおられる中、

家で少しでもお世話をしている方は、

それだけでもう、大変に有り難い存在です。

それだけでもう、及第点なのですから、

一生懸命に、自分の人生を犠牲にする必要はないのです。

だって、あなたの人生はあなたのもので、

人生は一度きり。

座敷牢に縛って餓死しました、なんてことにならない限り、

ある程度は自分の好きなことをしていいと思います。

その為にも、介護保険制度をしっかりと使って

介護制度を利用しましょう。

あなたも親も、しっかり保険料払ってるんですもん。

まだ介護保険をそこまで使わなくていいくらいにお元気な親御さんは

ある程度、ほっぽっとっても大丈夫ってことです。

転倒リスクがあるとして、

これまでにきっと、口を酸っぱくして何度も何度も何度も

注意して来られたでしょ?

それに、きっとポジションバーとか手すりとか

できることはやってきたと思います。

やってない方はすぐにケアマネに連絡してください。

やってくれないケアマネは

チェンジで良いと思います。

それでも自分のわがままで転倒してしまったら?

それは自己責任です。

私もいつも母に言ってますよ。

介護職だって全てのリスクに対応できません。

「まずは予防、あとは自己責任」です。

自分で好きに怪我したら、

しらんがな、です。


親の毒を浴びっぱなしで反省や努力をする

少し前にも親にディスられる方のコメントいただきました。

文句を言う親は、冷静に考えると、

そう言わないとやってられない惨めな自分、などという

根拠はあると思います。

心理学的にいろいろあったとしても、

傷つきますよ、

にんげんだもの。

親だから、介護されているから言っていい、

なんてことは無いんです。

そして売り言葉に買い言葉で言い返しだすと、

言った自分が傷つくことも多々あります。

それに諍いがある家に居るだけでも、心は傷つきます。

あ、こらあかん、と思ったら、

逃げましょう。

別に夜逃げしたり引っ越さなくてもいいですよ。

お気に入りのカフェとか、美味しいランチの店とか、

近場に逃げ場所を作りましょう。

疲れた時、ふっと嫌になった時、

私の人生なんだろな、と思った時、

ひとりで美味しいもの食べましょう。

お財布に無理がなければ

おいっしーもの、食べましょう。

お寿司なら特上ですよ。

もちろん内緒です。

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私もこの間のお休みにひとりでロイヤルでパフェ食べました。

ひとりで食べると美味いのよ。

でも、親にも食べさせたいなあって思ったら

その気持をそっと持ち帰って、

次に一緒に来られたらいいですね。

親のためにと頑張る

私が一番心がけているのが、

親のためにとせっせと働かないことです。

私は一見、

親のためにせっせと食事を作り、

いろんなところに連れて行く孝行娘、

のように見られがちですが、

私は、

親のためにと思ってやっている訳ではないのです。

食事は自分も食べるから、ついで。

ドライブは自分が行きたいから、ついで。

もちろん、一緒に食べたら美味しいなとか

一緒に見たら楽しいなというのはあるけれど

自分が興味がないところに母のためだけに

行くことはないですし、

自分が食べたくないものも作りません。

作りたくない時には

セブンイレブンという強い味方がいます。

正直、世の中では

台所がなくても一生食べるに困らないくらい

沢山の食べ物が売られてます。

利用しない手はありません。

店屋物が苦手な親なら、

一度は自宅の皿に盛り付けて実験してもいいですし、

食べないならば、

食べなくて良いです。

文句があるなら、食うな!

くらいの気持ちで良いと思います。

施設で働いている人ならみんなご存知ですけど、

食べない人は、胃瘻などをしないと

亡くなります。

でも、結局、施設に於いてでも、

食べない人は亡くなって然り。

対処方法はないんです。

素人さんで個人なら余計です。

それではあんまり、という時には

インスタントで良いので、

これなら食べる、というものを買っておいて、

それで凌ぐのもいいと思います。

高齢者って意外とカップ麺とかケンタッキーとか好きです。

栄養バランスとかは、その次の段階です。

あれなら食べてくれるかな、工夫したらいいのかな、

私の料理が悪いのかな、

なんて反省こそ、介護でやってはいけないことです。

もちろん、大好きな親の為に、そういうのを考えるのが

趣味って言うほど好きだ!という場合は別ですよ。

でも、

私達の命だって限りがあるのだし、

命のレースに於いては、

私達が先にくたばっちゃう場合だってゼロじゃないんです。

特に、ストレスばかり感じていたら、

脳梗塞にだってなりうるし、

ガンになったら若いほど早いのですもん。

親の為に命を、人生を犠牲にしないでください。

親というのは子供の幸せを願うものです。

幸せを願わず、自分勝手にして自分ばかりを可愛がる親は

その時点で、親でも何でも無い、と思います。

思っていいと思います。

友達に、親のためにと頑張っても全然報われずに

つらい思いをしている人がいるのですが、

親が苦労してきて、年金も無いし、

可愛そうだから自分が頑張らないと、と言っています。

でもね、

親が苦労してきたのも、お金が無いのも、

正直なところ、

その人の判断が招いたことです。

もちろん、家族は寄り添って生きるのが理想ですから

一緒に頑張ろうね、ならわかりますけど、

毒を吐いたり、まるで召使いのように扱うなら、

もう家族でもありません。

施設なども視野に入れて、自分を守ってくださいね。

変な話、捨てて逃げても

日本の福祉は充実していますから、

誰かがしっかりお世話してくれます。

あとは自分がそれを許せるかどうか、なので

こちらサイドの問題です。


そこまで飛躍せずとも、

とにかく介護保険制度を知って、使えるものは使いましょう。

介護保険制度だけでなく、

今はネットスーパーなんかも気軽に使えますし、

使えるものは何でも使って、

自分の人生を大切に生きましょうよ。

時代はコロナです。

私達だって、可能性は低いけれど、

日々、死に直面しているのです。


辛い時は、コメントに書いてね。

公開を希望しない時は、公開希望しないと書いてくれれば

お返事だけ書きますよ。



あと、書き忘れたけれど、

介護職の私が言うのはあれですけどね、

介護するのに、

心を込める必要なんてありません。


思いやりなんてのは自然と生まれるものです。

することがあれば、淡々とやってれば良いのです。

もちろん、楽しく心を込めた方が楽ってこともありますけど

心が楽しくないならば、無理しなくていいです。

特に、いろんな関係があると思うけど、

義父母。

良くしてくれた義父母には自然と思いやりが湧いて

心がこもるけれど、

大して何もしてくれてないのだったら

心なんてこもる訳がないじゃないですか。

それでも家族のために、となるのなら、

淡々とこなして自分を守ってくださいね。

どうかしたら、心がこもらない自分が悪い、

なんて思っちゃう人がいます。

人の心は正直なんですよ。


私達自身も、趣味を楽しんで、美味しいもの食べて

自分の人生を大切に生きましょうね!



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