介護施設で働いているびょうです。

いろいろご心配いただき、コメントでも沢山励ましていただきました。

いいねを押してくださる数だけ励まされ、

元気に頑張ってますよ。

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姉が母を引き取ると言い出し、

よく訳のわからないままかき回され、

家を出ないといけないのか、

母はどこに行くのか、

とても悩みました。

今までの苦労が水の泡になるようで、

内臓が出てしまうくらいに泣きました。

悲しい時、沢山泣くのは

その後の苦しみから逃れるコツですよ。

すっきりして、

まさに「人事を尽くして天命を待つ」の気持ちでした。

「今からいくからねっ!」と恫喝された電話の後、

しばらく母と電話で話していたようです。

来なかったの。

来なかったんですよ。

ヤクザか…

そして翌日、連絡がありました。

詳細はあれですが、

結局のところ、母がどちらにも良いように

話していたのも要因の一つのようです。

母は普通に会話できるけど、

短期記憶が抜け落ちるので、

何度も同じことを話すし、

話したそばから忘れていきます。

それはとても早いスパンで、

例えば、レストランで何を頼もうか〜って話して

決めてオーダーしますが、

それからもまだ何にしようか悩みますし、

注文が届くと、これ頼んでないよ?ってなります。

私は慣れているので気にしませんが、

慣れてない人や適当に対処できない人には大変だと思います。

私は認知症の方と適当に話を合わせて会話を楽しむのが

結構得意で楽しいと思っています。

はあ、そげんですかあ、とか、そらよかったですねえ、とか

言いながら相手を気持ちよくさせてあげる、

それは夜勤を静かに過ごしていただく大切な技です。

でも、認知症を理解していなかったり、

認知症とは言え、以前の姿に未練があって理想を

押し付けるような人には

認知症患者との会話は難しい。

実際、母は姉と暮らすことに承諾していたようですが

実際にはすぐに忘れるし、

私にはその舌が乾かぬ内に家に居たいと言っていました。

姉はその晩のうちに新居を探していたようで、

これはこれで有り得ないんですけど、

結局母が、このまま家に居たい、妹と暮らしたい、

と言ったことで、

完膚なきまでに打ち負かされ、泣いていました。

そもそも、そんな大切は話を双方別々の電話で

決めることは無理に決まっているし、

誰かの感情で突き進むことはできない。

今後の事もあるので、母に関わっているいろんな人と

協議する必要もある。

デイサービスは地域密着のサービスなので

住む地域が変われば同じデイには行けませんし。

もちろんケアマネがついているので

素人が熟知する必要はないけれど、

こちらもエチケットとして最低限の知識は必要です。

だいたい、一晩で行き先を決めて連れ出すなんて

連れ去りです。

認知症には環境を変えることが良くありませんし。

認知症は脳内で起こっている異常で、

「あなた(妹=私)と暮らしているとぼーっとするけど

 私の家にいて話をしている時は活気があるの!」

って、別に私の事が嫌いでそうなっているわけじゃないです。

Twitterで良く、親が認知症の不穏で怒ったり怒鳴ったり

しているのを「何故?」「私が何をしたの?」と

言っている人がいるけど、

認知症の不穏に元になるきっかけがあっても、

感情は関係ないのですよ。

嫌いだからじゃないの。

脳がそうさせるの。


あ、話がそれた。

そして、これはとても辛い話なのだけど、

母は私が頑張っているのを見て、

私に迷惑をかけられないから

できるだけデイサービスに行こうとしていて、

それでも感情の捌け口がないから

姉に、ひとりは寂しい、

家に居ても何もすることがないので寝ている、

びょうさんが帰ってきて部屋の扉を締めて寝ているのが

なんだか嫌だ、

そういう話をしたらしいのです。

そして姉も、私に負担がかかっているし、

母が可愛そう、という気持ちが先行して爆走して

今回のことになったようなんです。

確かに変な人で困ることも沢山沢山沢山あるけれど

それでも、この騒動の一番大きな要因は

3人それぞれの思いやりだったんですよ。

人の思いというのは時として互いを傷つける。

ヤマアラシのジレンマみたいなものでしょうか。




そして最終的な結果は

あっという間に姉は会うこともなく

私達の事を放棄してしまいました。

姉は母の事が好きで母が欲しかった。

母と一緒に居て楽しみたいのならば

私が夜勤の日は広い家は空いていて、

私の駐車場も空いているので

母と一緒にテレビを見たり食事をしてくれたら

私はものすごく助かるのです。

しかし、姉は母を独占したかった。

長女で孤独な思いをしてきたと言っていました。

実際にはあの人は他者を容認せず

人を寄せ付けないオーラを出しているのですが、

それに自覚がなければ孤独なはずです。

昔の恋愛コミックならいざしらず、

「俺のもんになれ!」「○子を俺にくれ!」

というように人は人に所有されません。

ただ、相手に合わせて自分を変えて

寄り添っていくしかないのです。

相手が精神疾患ならばそれに合わせて話をするし、

人は思い通りにはならないのです。


こうして、吸った揉んだの大騒動の後、

母は今まで通り、大好きな家で、

忙しくて疲弊した中年の娘に口うるさく罵られながらも

老後を過ごすことができるようです。


その後、結局一人で介護になってしまったので

さらに私は大変ですが、

まあ、何とかなるでしょう。

今日も気持ちよく夜勤に行ってきます。

さっき、母の大好きなモスバーガーでランチを買ってきたのですが、

美味しいとは言え、

今どきのバーガーは一個約500円です。

レモネード美味しそ… げげ、そっちも500円近いのか!

何もかもが高いです。

とにかく心安らかにして、沢山稼ぐしかないんです。

がんばります。

沢山元気をいただいて、読者のみなさんに感謝です。


先日、母と気分転換に、

私が大好きなタブレット純のお笑いをネットで見ました。

癒やされました。



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