介護施設で働いているびょうです。

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スクリーンショット 2024-06-30 23.05.45



テレビではどれくらい取り上げられたのかわかりませんが

ネット界隈では盛り上がりました、湧きました、

天皇皇后陛下のイギリス訪問。




Twitterが好きなのは、その時のトレンドに合わせて

タイムラインがわーっと盛り上がるのが

世相を一覧できているような気がすること。



そして、人々が称賛したのが、

皇后雅子さまの輝きでした。

それで思い出したのが、

私はちょうどご成婚の頃に、仕事の休暇を使って

ロンドンに行っていて、

現地でいろんな人にご成婚について、

プリンセスについてどう考えているのか教えてちょうだい、

と聞かれました。

私は一人で渡英していたんですが、

イギリスの方は本当に議論がお好きで

全然知らない人なのに、あなた日本の人?みたいな

感じでガンガン攻めてきます笑

泊まっていた格安のB&Bの朝食の席でも、

みんなでテレビ見てみんなで話そうぜ〜の枠に

入れられて、クリケットで盛り上がったり。

こっちはテレビ見ても全然わからない、

ましてやクリケットなど…

国民性ですねえ。

特に最後のヒースローでお会いした白髪の老婦人お二人に

プリンセスとガーデニングについて教えてと

言われて、まるでテストを受けるように必死に話たのが

その時の旅行でかなり印象に残っています。

その時に私が答えたのが、

雅子さまはとても素晴らしい方ですが、

特に職業婦人として高い能力を発揮され、

学歴、経歴とも素晴らしい方なのに

今回の結婚で仕事を離れられるのは

同じ女性として非常に勿体なく、

日本にとって損失と言ってもいいかもしれません。

結婚は女性の幸せの一つではあるけれど、

その地位を築くまでに女性として大変な努力と

ご苦労があったと思うので、

それをどちらか選ばないといけないというのは

ちょっと辛いことですね、

みたいな事を話ました。

実際、私の母は私が子供の頃から

子供なんて持たなくて良い、

結婚したら財産を取られるし、

とにかく結婚より仕事よ、

と強く教えてくれた人なので、

姉も私も独身です。

私の戸籍にバツがついたのは、

同居していたので向こうの親から入籍を迫られたからで

本当に結婚に憧れた事がありませんでした。

だから余計に、

結婚して全てを捨ててしまうのかと思い、

素直に喜べませんでした。

当時はテレビも見てなかったしあまり詳しいことは

知らなかったけど、それでもセンセーショナルな

出来事でしたものね。



それから、いろいろありましたよね。

その能力が外交に生かされる機会は少なく、

結婚したら子供を産まないといけないし、

男子を産まないといけないし、

それこそ外国で伸び伸びと男性と肩を並べて

育ってこられたのとは正反対の

ものすごい封建的な社会でしょうし。

いろいろ不仲説なんかもあったみたいだし、

適応障害の報道には驚きました。

適応障害という言葉が今ほどポピュラーでもなく

へえ、大変ね、くらいの感情しか当時はなかったし、

世間は公務もしないで〜という意見が多かったような

気がします。

そんな中で子育てをされ、その子育ても簡単では

なかったようなことも噂されましたよね。

どうしても、美智子さまは凄かった、という話に

落ち着いてしまうことも多かった。

そして、あまり皇室の話題も出ないで

忘れてしまっていた頃に、この報道です。

久しぶりに映像でみる皇后雅子さまは

何も語らずとも、訴えかけてくる強い魅力が感じられました。

なんだろう、あんなに輝いた笑顔の報道って

ありましたっけね。

そして、エリザベス女王亡き後のチャールズ国王の

国を上げての歓待ぶりが報じられ、

気難しいと言われた国王の天皇皇后へ寄せる思いが

映像から伝わってきて、皇室ファンでなくて、

胸が熱くなりました。

あそこがカミラ王妃じゃなくて、あの方だったら、

というのが凄く残念ではありますが…

それでも、愛子さまが立派に成人されご就職された

話題がでたのもついこの間。

ほんと、私は皇室ファンでも何でもなく

むしろちょっと距離を置きたい感じの人間なんですけど

愛子さまの表情、立ち居振る舞いは

にじみ出る気品を感じ、誰もが愛さずにはいられない、

そんな雰囲気でした。

そして、日本の皇后陛下として世界から愛される雅子さま。

特に好き、というのは無かったんですが、

今、この時期にその姿を拝見して、

この方は、自分の得意が全くない世界に飛び込んで

その時その時を必死に戦ってこられたんだなあと

同じ女性として凄く誇らしく思ったのです。

そんな素晴らしい経歴の人生じゃなくても、

あの頃の日本では

男性と同等に頑張っても正当に評価されなかったり

一般企業では男性と同じような出世ができなかったり

女性は結婚したら暗黙の了解で退職というのもあったし、

実際私が働いていた企業はそうでした。

女性にも定年が設定されていても、定年まで働いている

女性は昔はあまり見なかったし。

それは私がクセの強いアパレル業界にいたからかも

しれないですけどね。

同窓会で会った上場企業や商社の女性は育休の話で

盛り上がったりしていましたから、

就職した会社のグレードにもよるのでしょうけど。

同じように仕事をしようとしても、

女性だからお茶入れてきて、

女性は黙って可愛く笑ってりゃいいんだよ、と

派遣先に言われたこともありました。

そんな時代を生きてきた、同じ女性としてみると、

ああ、大変だったでしょうね、

お疲れ様でした、

と思う気持ちがなぜか溢れて来たのです。

私はちゃんと結婚も出産育児もしてないけれど、

頑張って大学を出て就職して仕事に打ち込んでも、

結婚で退職して出産育児をして来られた方なら

さらに共感できることこともあったんじゃないでしょうか。

そして、それを実感できたお年が60歳。

女性の一生って、と思わずため息が出てしまいます。

そして、それが良くも悪くも女性の人生なのですねえ。

そして今回さらに、オックスフォードの名誉法学博士号を

授与されたとのこと。

努力した人にはきちんと与えられるものがあるのだなあ。





元々そういうことに疎い私は今回のことで

皇室ファンにも派閥みたいなものがあることを知ったし、

それが本当ならこれからも大変ですし、

皇位継承のあり方も昔から議論されていることのようで、

まだまだイバラの道は続くのでしょうけど。

今はもうボロボロになってしまった日本ですが、

世界唯一の単一王朝国家であり、

天皇=Emperorは 国王=Kingよりも格上とみなされるそうで、

久しぶりに自分の国にたいして誇らしい気持ちを

抱いたのですが、同じように思った方も今回は

多いのではないでしょうか。

そう言えばね、

私達の祖父母の世代まででしょうね、

実家に行くと仏間の仏壇の上に天皇陛下の写真が飾ってあったのは。

それが良かれ悪しかれ、もうこれからはそんなことを知っている人も

減ってしまうのでしょうね。

時代は容赦なく流れていきますね。




 

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