介護施設で働いているびょうです。

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母は今、リハビリ病棟で長期入院中です。

介護付き有料老人ホームに空きが出るのを待っていますが、

病院での生活はなかなか過酷な現実があります。



立ち上がろうとしてしまうため、ベッドは4点柵。

車椅子に座っている時は、安全のため壁に向けられ、

「エプロン」という名の抑制帯。

仕方のないことだと分かっていても、胸が痛みます。

正直、施設に比べれば医療費は安価。

「もう少し病院でもいいかな…」なんて不謹慎な気持ちも

一瞬よぎるのですが、ここに来て

「認知症の加速」という大きな壁にぶつかりました。

突然の「誘拐事件」?母からの鬼電と妄想

ある日、姉から「話が通じないから電話してあげて」と連絡がありました。

母に電話をすると、開口一番こう言われたのです。

「あんた!大丈夫なの?今、病院の下に来てるんでしょ!?」

どうやら、私が夜中に病院の外まで来ていると思い込んでいる様子。

「夜勤明けで家にいるよ。寒いから行かないよ」となだめると、

電話の向こうで看護師さんの「よかったねぇ」という声が聞こえ、

申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

しかし、事態はさらに悪化します。

私が夜勤の仕事中に、ふとスマホをチェックすると、なんと着信が8回。

慌てて折り返すと、母は興奮状態で叫びました。 

「ああ、よかった!男の人から電話があって、娘をさらったって言われたのよ!」

まさかの、私、誘拐されるの巻。笑

否定しても言い張る母に、私は苦肉の策でこう返しました。

「お母さん、それはオレオレ詐欺よ!

そもそも、60近いおばさんを誰が誘拐するの? 

売り飛ばそうにもお金にならないって、

犯人だってすぐ気づくわよ!」

自分で言っていて悲しくなるような説得で、なんとかその場を収めましたが、

それ以来、私や姉への「鬼電」とメールの嵐が始まってしまったのです。

入院と認知症。便利な携帯電話が「凶器」になる時

一日中、壁を向いて座らされていれば、

認知症が進むのも無理はありません。

介護現場では、施設入所を機に「携帯電話の契約を解除する」ご家族も多いですが、

その理由が痛いほど分かりました。

認知症の親には「時間の概念」がありません。

 彼らにとって時間は「売るほどある」もの。

深夜だろうが早朝だろうが、不安になれば何度でもかけてきます。

「無理して会いに行けば落ち着くのか?」と考えたこともありますが、

  • 面会予約の枠は決まっている

  • 必死に会いに行っても、帰る頃には忘れている

  • 施設に移れたとしても、次は「帰りたい」という帰宅願望が始まるかもしれない

そう思うと、効率の悪さやこれからの不安に、地味にショックが積み重なります。

さいごに

在宅介護は卒業しましたが、

親の介護に「終わり」はなかなか見えません。

環境の変化で認知症が進んでしまうのは、よくあること。

でも、それが「自分の親」となると、やっぱり切ないものですよね。

みなさんも、介護施設や病院にいる親御さんからの「電話」で

困った経験はありませんか?
 

よければコメントなどで教えていただけると嬉しいです。




 

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